「移り変わりが激しい業界だからこそ、長期的な視点を持ってほしい」——アウンコンサルティング 信太社長に聞く

豊富なネットワークを生かして、日本企業の海外進出支援の充実をはかる

——最近の社会動向や消費者動向で気になっているものはありますか?

我々が進出先している国に関しては、その国の親日度を注意して見るようにしています。やはりビジネスのしやすさは親日度によって変わってくると感じています。また、駐在コストについても注視していますね。特に最近は円安によって現地の物価も相対的に高くなってきています。これからさらに円安が進む可能性もあり、そうなると費用面で本当に海外進出が大変になっていきます。だからこそ、今のうちに海外進出を加速しなければと考えています。

——海外進出と言えば、まさに海外進出支援のためのソーシャルサイト「The Oceanz」を立ち上げましたが、今後こういった分野にさらに力を入れていくのでしょうか?

まずは我々の主力であるSEOやリスティング広告などのマーケティングサービスを国内・国外問わず利用いただきたいですね。「The Oceanz」も、まだまだサイトが立ち上がった段階なので、これから展開する国やコンテンツを増やす必要があります。子どもの減少に伴う人口減少といった今後の状況を考えると、日本企業がさらに成長するには海外進出が必須となるでしょう。我々は、そうした企業が、極端に言えば進出する国のことに詳しくなかったとしても進出できるようなサービスを提供してきたいと思っています。

信太 明(しだ あきら)
アウンコンサルティング 代表取締役

早稲田大学卒業後、リクルート入社。1996年ABCマートに入社し同社の店舗展開を構築し、成長に貢献する。98年6月にアウンコンサルティングを設立。2005年11月に東証マザーズ上場。その後、アジア圏への進出を積極的に行い、現在は、韓国、台湾、香港、タイ、シンガポールに7拠点を持つ。

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[マーケティング研究室]
[マーケティング研究室]

時代の流れがますます速くなっている昨今、求められる人材においても、そうした流れに翻弄されることなく、しっかりと考えて行動できる「マーケティング思考」が、マーケティング部門のみならず、あらゆるビジネスパーソンに求められる時代なってきている。

このコラムでは、そうした「マーケティング思考&行動」ができる人材を育成するにはどうすればいいのか?企業のトップに、人材育成について考えていること、大切にしていること、実践していることなどを聞いていく。

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