DeNAは19日、iemo(イエモ)とMERY(メリー)を運営するペロリとの共同で、食に関する情報に特化したキュレーションプラットフォーム「CAFY(カフィ)」の提供を開始した。住まいやインテリアの情報に特化したiemo、女性向けファッションに特化したMERYと併せ、衣食住すべてのキュレーションプラットフォームを提供することで、数年間で月間アクティブユーザーを合計5千万人の規模まで成長させる予定。当面は会員を増加させることに専念し、その後、収益化の方向を模索していく。
中心となるのはDeNAキュレーションプラットフォーム推進室室長の牛尾正人氏とiemo代表取締役CEO兼DeNA執行役員の村田マリ氏。DeNAは9月にiemoとペロリを子会社化した直後にチームを発足。サイト構成やコンテンツ配置などのサービス開発はMERY、コンセプトや全体の編集方針などのメディア開発はiemoの強みを活かした体制をとった。20代から40代のオシャレに興味がある女性をターゲットに、レシピやテーブルコーディネート、レストラン情報などを扱う。
MERYは記事からオンラインサイトへの誘導やネイティブ広告による広告収入、iemoはネイティブ広告や住宅探し中のユーザーと住宅関連企業のマッチングサービスによる成果報酬型のモデルになる。CAFYについては、現時点での広告による収益は見込んでいない。