アメリカ人の逆の発想で、マーケットニーズを捉える
———マーケットのニーズを捉えつつ、デジタルで効率性をいかに高めるか、そのバランスが難しいと思いますが、いかがでしょうか。
趙:実は効率を求めた結果、消費者のインサイトを見逃したり、本当に届けたいメッセージが浅いものになってしまった部分があると感じています。本当に効率ばかりを求めていいのかという疑問を抱き始めたところではあります。そういう意味では、ネイティブアドやコンテンツマーケティングにも取り組んでいきたいと思います。
中川:マーケットのニーズに合わせるとき私たちは、まずソフトウェアをいかに日本仕様にするかを考えます。ただ上司は組織がこのアプリケーションの仕様に合ってないから組織を変えよう、というように発想が全然違います。要件を出す人たちのマインドセットを変えるというところを頑張って結果が出せればと思います。
———今後に向けての夢や展望などを教えてください。
中川:デジタルはWebだけにとどまらず、今後より可能性のあるツールになっていきます。デジタルをキーにシームレスなカスタジャーニーを描けるように注力していきたいと思っています。そのためにはさまざまな部署とコミュニケーションをとる必要がありますが、積極的に取り組んでいきたいと思っています。
趙:近いうちにデジタルを全社員が使えるツールにしていきたいと思っています。会社の規模としても一人ひとりに対してデジタルの使い方や可能性を伝えられると思います。例えば、企画の考案や進行、ちょっとしたトレンドの検索であっても、積極的にサポートしていきたいです。