サンスターは24日、2015年の発売に向けて、スマートフォンと連動する歯ブラシの試作品)を発表した。加速度センサーとBluetooth無線搭載の小型アタッチメントを歯ブラシの柄尻に装着し、歯をみがく動きをスマホに伝える。「15年内で、なるべく早く一般消費者が手に取れるようにしたい」(サンスター広報部)という。
名称は「G・U・M PLAY(ガムプレイ)」。現状では、歯みがき中の動きや経過時間などを記録する機能に加え、音楽と連動するアプリ、歯みがき中にニュースを読み上げるアプリ、口中の菌をモデルにしたキャラと歯みがきで戦うゲームアプリなどと連動させるプランがある。「歯をみがく時間を楽しい時間に変え、口中ケア(オーラルケア)も、スキンケアやヘアケアのような、より前向きな行動ととらえてもらえるきっかけにしたい」(同)。
サンスターは12月1日~3日、「G・U・M(ガム)」のプロモーションとして、公衆歯みがきブース「G・U・M CUBE」を東京サンケイビル(東京・千代田)前の広場に設置。会場付近にはキッチンカーや飲食テーブルが並び、昼食後に歯をみがこうとブースに並ぶ人の姿も見られた。「消費者との継続的な関係を築くことが(こうした体験型施策の)目的。歯みがきに対する意識が変われば、市場全体の押し上げにもつながる。『G・U・M PLAY』もその一環」(同)。
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