日本パブリックリレーションズ協会は7日、2014年度の「日本PR大賞パーソン・オブ・ザ・イヤー」と「日本PR大賞シチズン・オブ・ザ・イヤー」の受賞者を発表した。
「日本PR大賞 パーソン・オブ・ザ・イヤー」は、九州旅客鉄道(JR九州)代表取締役会長の唐池恒二氏に決定。事業再編により同社の収益改善を行ったことや九州新幹線や「ななつ星in九州」の運行によって鉄道の旅の魅力を創造したこと、観光客誘致により九州全体の活性化に貢献したことが評価された。
同賞は、PRに対する理解促進を目的に、PRの基本理念であるパブリックインタレスト(公益)に貢献した人、あるいはそれぞれの分野でPRの視点から活躍した人を表彰するもの。同協会会員ならびに顕彰委員会が選考を行った。
また、「日本PR大賞 シチズン・オブ・ザ・イヤー」には、群馬県のNPO法人「富岡製糸場を愛する会」が選ばれた。1988年に誕生して以来、富岡製糸場の歴史的文化的価値を普及し続け、世界遺産登録の原動力となったことが評価された。
同賞は、「地道で独創的な広報・PR活動」の掘り起こしを目的に、長年にわたり独創的な広報・PR活動を実践し、広く社会や地域の発展に寄与し、奨励に値する成果を収めた個人またはグループ(NPOを含む)を認定・顕彰するもの。
表彰式は、いずれも21日の同協会主催「新春PRフェスタ2015」で執り行われる。