主役はモバイルからIoTへ、世界が注目するテクノロジーの祭典——現地からレポート「CES2015」③

ウェアラブル×モバイル

テレビと同様にCES展示の顔となっているのが、スマートフォンやタブレット端末です。そして、昨年くらいから頭角を表しているのが、ウェアラブル端末やスマートウォッチです。
これらウェアラブルデバイスは、スマートフォンのノーティフィケーション表示機能として活用できるだけでなく、各種センサーを搭載して、消費カロリーから心拍数に至るまで、生体情報のモニタリングが可能。ヘルスケアやウェルネス、フィットネス領域での活用を各社、積極的に提案しています。

また特にスマートウォッチはデバイス自体のデザインが洗練されており、デジタルガジェットというよりは、ファッションの一部としても装着できるようになっており、デジタルガジェット好きだけではなく、幅広い層へ本格的にターゲットを広げているように感じます。スマートウォッチのディスプレイをコンタクトポイントとしたコミュニケーション設計が、企業のサービスエクスペリエンス提供やブランディングに重要な役割を果たす日も近いのではないでしょうか。

LGが出展しているスマートウォッチ

SAMSUNGが出展しているスマートウォッチ

ソニーが出展しているウェアラブル端末

次回は今年、主役級に踊り出た自動車関連の展示についてレポートします。


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森 直樹(もりなおき)
電通 CDC プロジェクト・プロデューサーズルーム部長、事業開発ディレクター

メーカー、調査会社、ネット系ベンチャーを経て2009年電通入社。デジタル&テクノロジーを活用したソリューション開発に従事し、AR(拡張現実)アプリ「SCAN IT」、イベントとデジタルを融合した「SOCIAL_MARATHON」などをプロデュース。
近年は、デジタル・テクノロジーによる事業成長戦略の立案や、UI/UX コンサルティングによる事業成長支援などに取り組む。グッドデザイン賞、広告電通賞(デジタル広告)、Spikes Asia (PR等)など受賞。著書に「モバイルシフト」(アスキー・メディアワークス、共著)等。

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