1月6日から9日まで米ラスベガスで開催された、CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)。大手メーカーが出展する一方で、多数のスタートアップが手掛ける新しい技術やプロダクトに触れられる見本市にもなっている。この連続コラムでは、今年のCESに参加した日本のスタートアップ・nuuoの林智彦氏が“ハードウェアスタートアップ祭”としてのCESをレポートします。
こんにちは。Web企画会社nuuoの林智彦といいます。
新しいwebサービスやコミュニティを作るのが好きで、mixi年賀状やトヨタのコネクテッドカーサービス、T-connectのアプリ群の立ち上げなどを担当しています。
自社のテレプレゼンスロボット“nubot”をスタートアップ化し、SXSWインタラクティブアワードのファイナリストに選ばれたり、クールジャパンの一環でNYで展示したりもしています。
今回は、最近盛り上がっているハードウェアのスタートアップがCESでどんな感じだったか?を、自身の経験も踏まえてお届けしていきます。
今年のCESはハードウェアスタートアップ祭り
スタートアップ系の展示はSANDSという会場に集合。雰囲気はこんな感じです。
入り口近くのフィットネスブースのエリアで、デモの人達が、盛大に飛んだりはねたりしている…。今回、フィットネス・ヘルスケア系の展示が多く、スマートウォッチが50個前後出展していて完全にバブル状態。大小様々なブースが「IOTで新しいことをやってやろう!」と気合で盛りあがっていました。
またスタートアップと関連して、そこに投資するVC(ベンチャーキャピタル)もラスベガスに集まってきていました。
「SECRET」という、エリア限定の匿名SNSアプリを見ていると、「VCのパーティが一晩に30個もあって回りきれない!」「VCのパーティのお金をイノベーションに回してくれ」などの書き込みが…。
夜のパーティも相当盛りあがっていたみたいで、アメリカのITは景気いいですねー。