2.エンゲージメント率
エンゲージメント率はユーザーの反応をみるのに大変重要な指数です(算出方法は、投稿に対する「いいね!」数とコメント数を足した合計をファン数で割るというもの)。これによってユーザーが、どんな投稿を好むのか?同じ商品でもどんな雰囲気が良いのか?が分かります。この反応は、天候や時間などさまざまな要因によって変わってきます。
同じ内容の投稿をしても、FacebookとTwitterでは全く反応が異なります。現状は、それぞれに合わせて投稿内容を準備し、投稿することまではできていませんので、今後は取り組んで行きたい領域でもあります。
また、サッポロビールではエンゲージメント率を3%以上にキープすることを目標としています。高く保つことで、お客様と当社のコミュニケーションやお客様同士のコミュニケーションも活発になります。そこから得られるお客様がビールを飲んでいるシーンや、こちらが発した質問に対する回答からキーワードを抽出し、次回のキャンペーンの施策に反映し、コミュニケーションすることでさらに多くの情報を取得できます。
3.ロイヤリティユーザー率
ロイヤリティユーザーの定義は、月々の投稿に対して複数回の「いいね!」や「コメント」をしてくれるファンとしています。誰がいつどの投稿に対して、「いいね」「コメント」「シェア」をしているかを把握することによって、お客様の好みを知ることができます。
2014年はロイヤルユーザー率は平均10%台をキープしており、継続している施策がロイヤリティユーザーの育成に繋がっていると考えられます。
今後は、自社サイトへのソーシャルログインを活用することによって、どのようなキャンペーンに応募されているか、経路分析などを行い、サイトの改善にも着手したいと考えています。