「ソーシャルメディアの効果測定どうしてる?」に答えます

2.エンゲージメント率

エンゲージメント率はユーザーの反応をみるのに大変重要な指数です(算出方法は、投稿に対する「いいね!」数とコメント数を足した合計をファン数で割るというもの)。これによってユーザーが、どんな投稿を好むのか?同じ商品でもどんな雰囲気が良いのか?が分かります。この反応は、天候や時間などさまざまな要因によって変わってきます。

同じ内容の投稿をしても、FacebookとTwitterでは全く反応が異なります。現状は、それぞれに合わせて投稿内容を準備し、投稿することまではできていませんので、今後は取り組んで行きたい領域でもあります。

また、サッポロビールではエンゲージメント率を3%以上にキープすることを目標としています。高く保つことで、お客様と当社のコミュニケーションやお客様同士のコミュニケーションも活発になります。そこから得られるお客様がビールを飲んでいるシーンや、こちらが発した質問に対する回答からキーワードを抽出し、次回のキャンペーンの施策に反映し、コミュニケーションすることでさらに多くの情報を取得できます。

3.ロイヤリティユーザー率

ロイヤリティユーザーの定義は、月々の投稿に対して複数回の「いいね!」や「コメント」をしてくれるファンとしています。誰がいつどの投稿に対して、「いいね」「コメント」「シェア」をしているかを把握することによって、お客様の好みを知ることができます。

2014年はロイヤルユーザー率は平均10%台をキープしており、継続している施策がロイヤリティユーザーの育成に繋がっていると考えられます。

今後は、自社サイトへのソーシャルログインを活用することによって、どのようなキャンペーンに応募されているか、経路分析などを行い、サイトの改善にも着手したいと考えています。

次ページ 「ソーシャル上の声を活用する」へ続く

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森 勇一(サッポロビール デジタルマーケティング室)
森 勇一(サッポロビール デジタルマーケティング室)

プロフィール
サッポロビール株式会社
営業本部 営業戦略部 デジタルマーケティング室
森 勇一

2009年よりサッポロブランド戦略部宣伝室に異動しWEBサイトリニューアルを実施。
現在サッポロビールWEBサイトを担当し、ソーシャルメディアなどにも取り組む。
2013年11月、インターネット分野で優れた成果を挙げた人材を表彰する第1回Webグランプリ(日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会主催)の「Web人部門」にて、ビール業界で初めて企業公式フェイスブックページを立ち上げるなど、ソーシャルメディアを活用した取り組みが評価され「Web人大賞」を受賞。

森 勇一(サッポロビール デジタルマーケティング室)

プロフィール
サッポロビール株式会社
営業本部 営業戦略部 デジタルマーケティング室
森 勇一

2009年よりサッポロブランド戦略部宣伝室に異動しWEBサイトリニューアルを実施。
現在サッポロビールWEBサイトを担当し、ソーシャルメディアなどにも取り組む。
2013年11月、インターネット分野で優れた成果を挙げた人材を表彰する第1回Webグランプリ(日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会主催)の「Web人部門」にて、ビール業界で初めて企業公式フェイスブックページを立ち上げるなど、ソーシャルメディアを活用した取り組みが評価され「Web人大賞」を受賞。

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