【前回記事】「スタートアップ祭 CES2015を行く②—コネクテッド歯ブラシからペットハウスまで、気になった出展物たち」はこちら
今回は日本から参加した中で、話を聞いてみたいと思った、ロボット・スタートアップへのインタビューを中心にお届けです。
家族の遠隔コミュニケーションロボット ユカイ工学「BOCCO」
「ロボティクスで世の中をユカイにする」をテーマに、necomimiや、チームラボハンガー、ハードウェア開発キットkonashiなどを手がけているユカイ工学。僕もnubotでお世話になりました。
今回は家庭用コミュニケーションロボット「BOCCO」を出展。
スマホから送った音声やテキストメッセージを読み上げたり
モーションセンサーでドアの開閉を取得し、家族が帰宅したらお知らせするロボットです。
ユカイ工学 CEO 青木俊介さんへのインタビュー
林:今回はいろいろ同行させてもらってありがとうございます!今回CESに出展してみてどうでしたか?
青木:海外でのIoTデバイスの盛り上がりを肌で感じることができました。家庭向けのロボットでは、中国の会社がかなり力を入れていました。
あとは、日本のスタートアップの製品に対する反応を見ていて、やはり、日本人のデザインの感性は海外でも通用するんだな、ということがわかりました。
林:青木さんは大学時代にチームラボを創業していますが、高校時代から実はロボットの仕事をしたかったそうですね?
青木:そうなんです。ターミネーター2を見たのがきっかけで、ずっとロボットを開発するのが夢でした。
林:BOCCO/ユカイ工学は今後どんな展開をしていきますか?
青木:ホームネットワークにつながるユーザーインタフェースとして、コミュニケーションロボットを普及させていきたいと考えています。そのため、ホームネットワーク機器の開発や、ロボットのコミュニケーション機能を充実させる方向に力を入れています。家がスマート化されていくほど、ユーザーインタフェースが重要になってくると思います。そこにロボットが普及するチャンスがきっとあるでしょう。