ノースショア
すぐに拡張できるフットワークの軽さ
「クリエイティブの世界にビックウェーブを起こしたい。クリエイターが世界中から集まる楽園のような会社をつくりたい」。クリエイティブテクノロジーカンパニー・ノースショア代表の石井龍さんはこう話す。
社名は毎年冬になると、高い波に挑戦する多くのプロサーファーが集まるハワイオアフ島の伝説的名所ノースショアにちなんで名付けた。
同社では大きく高い目標(波)に挑むプロ意識の高い仲間として互いを“サーファー”と呼び合っている。
フィルムディレクター、アートディレクター、Webディレクター、プロデューサー…さまざまな分野の精鋭を総勢135人(正社員約50人、パートナーシップ契約約85人)を抱えるノースショアは、ブランディング戦略、インタラクティブコミュニケーションプランニング、テレビCMやWebムービーなど、クリエイティブやコミュニケーションコンテンツのあらゆる領域をワンストップで手がけている。
層の厚いスペシャリストを多彩に組み合わせて編成するチーム力と、シナジー効果によって生まれる新しいアイデア、そして質の高いクリエイティビティが最大の強み。
広大なワンフロアのためプロジェクトチーム内の意思疎通が迅速に図れ、受注したCMなどのムービー案件から、Webやグラフィック、デジタルコンテンツなど多角的なインテグレーテッドキャンペーンへと仕事が発展しても、最適な人材を機敏に参画させられるフットワークの軽さが特徴である。
「クライアントにとっても相談する窓口が一つでコスト削減にもつながりますし、成果物のトーン&マナーも統一できるベネフィットがあります」(コンサルティングPR 橋倉アツシさん)。
とくに昨今は、消費者のタッチポイントのチャネルが多様化していることから、オリエンの段階で発信メディアを決めかねているクライアントも多い。そういった案件の場合、同社の力が最も発揮される。