FCC賞最高賞は、五ヶ瀬ハイランドスキー場「南ちゃん今年も」に決定

福岡コピーライターズクラブ(FCC)による「2014年度FCC賞」の審査が1月末に行われた。本年度はテレビ174点、ラジオ58点、グラフィック323点の中から、「五ヶ瀬ハイランドスキー場2014『南ちゃん今年も』篇ほか11シリーズ」がFCC最高賞に選ばれた。

本作は、2013年に登場したキャラクター「南ちゃん」が再び登場。YouTubeでは、南ちゃんと新キャラクター「新・南ちゃん」が交互に登場し、語り手である「てっちゃん」との三角関係を匂わせるストーリーで、昨年以上の注目を集めた。

CMプランナーを務めた左俊幸氏は制作について、月刊「ブレーン」3月号で次のように語っている。「制作にあたり、意識したのはCMプランナーが全く考えていないように見せること。コピーも絶対にうまいことは言わない。遠回りせず、難しいことはやらず、テクニカルなことも全くやらない。ある意味、ギリギリのところでやっている大喜利。ツッコミどころをつくるというよりも、ツッコむ気持ちも奪ってしまうほどくだらないCMを目指した」。

各賞の受賞作品は、以下の通り。

2014年度FCC賞 受賞作品

2014年度 FCC最高賞

五ヶ瀬ハイランドスキー場2015「南ちゃん 今年も」篇 他11シリーズ(五ヶ瀬ハイランド)

TVCM15秒×10本、60秒×1本
左俊幸、米村拓也(電通九州)

審査員特別賞 藤本宗将賞

「ひとり、しりとり」(マイベストジョブ)

RA 40秒✕1
小堀友樹(電通 関西支社)

審査員特別賞 東畑幸多賞

新幹線のその先へ 「はやとの風」他6シリーズ(JR九州)

TVCM 30秒×6本
久冨和寿(CS西広)

2014年度 FCC賞 テレビCM部門(WEB含む)

Mr.MAX部活シリーズ「おうち大好き部」篇他6シリーズ(ミスターマックス)

15秒×6本
北川譲(電通九州)

「バンドマン」篇・「就活生」篇・「芸人」篇(ロイヤルホリデー)

30秒×3本
古屋彰一(BBDO J WEST)

三井のリハウス2014「もう一度 都心へ」篇・「友達と住まい」篇(三井不動産リアルティ)

60秒×2本
黒田康嗣(博報堂九州支社)

世界に芋をシリーズ「ミャンマー」篇他4シリーズ(霧島酒造)

30秒×4本
門田陽(電通)

「FUN」篇(フンドーキン醤油)

60秒
今井美緒(BBDO J WEST)

「いきなりBAN」篇(AUTOWAY)

125秒
眞鍋海里(BBDO J WEST)

「母の手紙」篇(ニビシ)

120秒
永野弥生(電通九州)

アミュウルトラシリーズ「登場」篇他4シリーズ(JR博多シティ)

15秒×4本
岡田賢、矢野弘樹(岡田広告事務所)

「結果にコミットする」篇2シリーズ(健康コーポレーション)

30秒×2本
中村直史、伊藤寛(電通九州)

別府競輪の男達最終章16本シリーズ(別府市)

15秒×16本
左俊幸、伊藤寛(電通九州)

街頭インタビュー「飛行機三人組」篇・「化粧室男子」篇・「思い」篇(ロイヤルホリデー)

30秒×3本
古屋彰一(BBDO J WEST)

「草原」篇・「並木」篇・「巨木」篇・「タンポポ」篇(神戸女子大学)

30秒×4本
川之上智子(フリーランス)

「フォアボール」篇、「一塁にて」篇、「外野フライ」篇、「夜の街」篇(琉球放送)

30秒×3本、15秒×1本
河西智彦(博報堂)

「命の記録」3本シリーズ(減らせ突然死プロジェクト実行委員会)

60秒×3本
成田倫史(大広名古屋支社)

「オヤジの、芋神様」篇(薩摩酒造株式会社)

90秒
植原政信(電通九州)

「TWINS」篇、「TWINS Ⅱ」篇(妊婦さんのためのコミュニティサイト にんプリ)

120秒、119秒
西田良平、中川真仁(ハコグミ)、尾関真理子(大広)

次ページ 「2014年度 FCC賞 ラジオCM部門」へ続く

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