会社にいると、待っていても仕事はある。
正確には、待っていても仕事はふられる。
これはいい仕事だとか、いい仕事じゃないとか。
賞を獲れたとか、獲れないとか。
他人の仕事に心を騒がせて一喜一憂する日々。
これまでの自分は受け身そのものだった。
そうじゃないだろと肌で感じた。
プロのコピーライターとして、
来た球を確実にヒットにするのはもちろん、
勝手に運命を感じた課題にコピーの力を活かせないか。
「広告とは応援である」という言葉があるように、
自分の好きなものや、信じるものを、応援できないか。
広告つくろうよ、つくれるんだから。
そしてそれを、勇気を出して相手に届けよう。
待っていても、はじまらない。
2012年から、このことに気付いてから、
僕の人生は劇的に変わっていく。
後日。
太郎の広告が出来たよと両親に伝えたら、
「広太郎だもんね」と楽しそうに笑ってくれた。
いい名前をありがとう。心の底から思った。
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阿部 広太郎
電通 コピーライター
1986年生まれ。2008年に電通入社。人事を経て、コピーライターに。東京コピーライターズクラブ会員、30オトコを応援するプロジェクトチーム「THINK30」所属。企画し、コピーを書き、人に会い、繋ぎ、仕事をつくる。言葉を味方に、大きな問題を発見して解く。全部やる。 最近の仕事は、東進「いつやるか?今でしょ!」、コロワイド「太郎割」キャンペーン、ロックバンド「クリープハイプ」プロジェクト、ミスiDオーディション「すべての女の子はアイドルである。」、映画『ワンダフルワールドエンド』「さよなら、男ども。」、赤塚不二夫のフジオ・プロ「へんな子ちゃん」編集、ルーミート(カンガルー肉)を日本に広めるプロジェクトなど。連載「待っていても、はじまらない。」
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