Case Study
組み合わせ検索語による食シーン把握と商品開発
名古屋市に本社を置く食品メーカーのカネハツ食品は、2015年2月に「サラダがあったら!」シリーズに、酒に合うおつまみポテトサラダをコンセプトとした「大人のポテサラ倶楽部」を追加予定だ。
ポテトサラダと組み合わせて「おつまみ」が検索される割合は年々増加傾向にあり、「ポテトサラダをおつまみに」と考える機会が増えてきていることが開発背景にある。
同社の商品開発担当者は「POS データや市場情報などから『おつまみポテトサラダ需要があるのでは?』という仮説立案はできるが、具体的なアイテム開発をしていくには不足感がある。『たべみる』はクックパッドで検索された生活者のリアルな情報であり、また、クックパッド自体の認知度も高いため社内外での説得材料としても活用価値が高く、開発につながった」と話す。
発売予定の商品は「お酒に合うアンチョビポテト」「お酒に合うキムチーズポテト」「お酒に合う棒々鶏ポテト」の三つ。いずれも、一定の割合でポテトサラダと組み合わせて検索されている食材や味付けであり、特に「アンチョビ」は年々組み合わせて検索される割合が増加している。
このように、レシピで検索されるキーワードは販促提案だけでなく、商品開発に活用される機会も増えてきている。