「チームリーダーには“上の役職からの視座”と“意味付けする力”が必要」—イノーバ 宗像社長に聞く

社員の知識と人脈を強化して、会社のリソースを増やす

——リーダーになるような人をはじめ、もっと社員に自身につけてほしい力があれば教えてください。

これは他の社員にもいえることですが、リーダーならばなおのこと「仕事をやりきる力」は重要なので、そこは自身でもっと伸ばしてほしいと思っています。そのために一番よいのは、数多くの仕事をこなして経験を積むことですが、急にできるわけではありません。そこで、会社としても環境面で成長のサポートを行っています。

経験を積む以外にできることの一つが、知識を得ること。そこで社内ライブラリーを作り、自由に書籍を読めて、社員同士でおすすめの本をシェアできるようにしています。また、ほかの人の経験から学びを得るために、外部から専門家や起業した方などを読んで勉強会を行っています。この勉強会は「社員が招待すれば社外の人でも参加できる」という形をとっています。
私自身、これまで人との出会いが学びにつながったと思っています。こうした仕組みを、社員一人ひとりが自身のネットワーク構築につなげてもらいたい。結局、それが会社全体のリソース拡大にもつながっていくのです。

——最近の社会動向や消費者動向で特に注視しているものはありますか?

富の二極化が何をもたらすのかが気になっています。これは最近注目が集まっているトマ・ピケティの『21世紀の資本論』の話から考えていることなのですが、このまま二極化が進むとしたら、例えば10年後、20年後には中流層に向けたマーケティングは成り立たなくなるのではないかと。これは何もマーケティングに限った話ではありませんので、我々が提供するソリューションも、先を見据えて考えていかなくては。そうしたことを改めて考えさせられる機会になりました。

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[マーケティング研究室]
[マーケティング研究室]

時代の流れがますます速くなっている昨今、求められる人材においても、そうした流れに翻弄されることなく、しっかりと考えて行動できる「マーケティング思考」が、マーケティング部門のみならず、あらゆるビジネスパーソンに求められる時代なってきている。

このコラムでは、そうした「マーケティング思考&行動」ができる人材を育成するにはどうすればいいのか?企業のトップに、人材育成について考えていること、大切にしていること、実践していることなどを聞いていく。

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時代の流れがますます速くなっている昨今、求められる人材においても、そうした流れに翻弄されることなく、しっかりと考えて行動できる「マーケティング思考」が、マーケティング部門のみならず、あらゆるビジネスパーソンに求められる時代なってきている。

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