熱き“ラジオスター”と、ラジオの魅力と可能性について語る!(ゲスト:大谷ノブ彦さん)

つくってくれた人には「おいしかったです」と言おう

大谷:ぼくは、なるべく褒めてあげたい。「これ面白くなかった」って言うよりも、「ここは面白かった」にしてあげたいなと。後輩とかにご飯奢ったら、絶対つくった人に対して「おいしかったです!」って一言いえって。ぼくはうざいヤツだと思われてもいいから、一言必ずいえって。本当においしかったときだけでもいいから、ちゃんと口にだして言えと。

澤本:ちゃんと口に出してね。

大谷:お店を出て、ぼくが会計終わって出てきたら「ご馳走様でした!」と声に出して言ってくれと。それだけでぼくはお金を出したことが気持ちよくなるからって。そしたら、それをぼくの8歳の息子が見ていて、息子も「おいしかったです!」って。

一同:

大谷:さらに会計終わって外に出たら、息子がぼくに「ご馳走様でした!」って笑。だから「お前はまだ早い」って笑。もろに影響受けちゃってね。

権八:かわいいなぁ笑。

澤本:ぼくも自分で食べに行ったときは必ず言うようにしています。言うと自分的にも「おいしかった」という気持ちにもなるじゃないですか。あと、それを言ったら次行ったときに喜んでくれて、覚えてくれている。本当においしかったときに「おいしかったです」って言えば、その瞬間、相手はうれしいわけだし、なんか自分ができることで人が少しでも“うれしい”の量が増えていけばいいなって。

権八:敷居の高い、超高級な鮨屋とかの職人さんでもそれは同じらしいですね。「おいしくて当たり前だろう」とは思わないらしくて、「おいしかったです」と言われると、やっぱりうれしいって。

大谷:だからこそラジオっていいと思いません? 今ここで喋ったことを「うぜーな」って思われても、松岡修造さんじゃないですけど、笑われているのは自分だけだから、それでいいと思っちゃう。ただ、聴いている人は1人だから「おいしかったです」ということをちゃんと受け止めてくれるような気がするんですよね。

澤本:確かに、そうですね。

大谷:これが3人ぐらいで聴いたら「なんだよ、コイツ。熱いこと言いやがって笑っちゃうぜ」って。でも、それでもいいと。それもまた面白い扱いになるから。ラジオが好きなのはそういうところかもしれない。1人で聴いていたら真面目に受け取ってほしいし、大勢の場合は「何こいつ」とか。ちなみに、この番組はぼくが行く蕎麦屋でよく流れているんですよ。

権八:そうなの笑?

大谷:だから、この番組のここの部分。蕎麦屋のお客さんとかちょっとクスクス笑いながら、「こいつら熱いなぁ」みたいな感じで聞かれているかもしれませんけど、それもまたよしかなと最近は思って。

澤本:じゃあ、蕎麦屋から出ていくときに「おいしかったです!」って言わなかったヤツは・・・。

一同:爆笑

大谷:みんな言ったほうがいいよ笑!

澤本:はい、ではそろそろ時間ですね。今日は本当にありがとうございました。楽しかったです。今夜のゲストはダイノジの大谷ノブ彦さんでした。

構成・文 廣田喜昭

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