日本郵便は2月26日に、同社が主催する優れたダイレクトメール(DM)作品を顕彰する「第29回全日本DM大賞」の贈賞式を、JPタワーホール&カンファレンスにて実施。32作品の贈賞とともに、会場にてグランプリを発表した。
グランプリには、トッパンフォームズの「DM研究の集大成!体験型ギミックとストーリー展開で気持ちを動かす新規開拓&リピート促進DM」が選ばれた。
トッパンフォームズは自社にDMのショールームを有し、DM作成に役立つコンサルティングサービスを提供している。興味をもって足を運んだ見込み顧客を過去3年分のリストから、DM作成の課題意識が高い企業あてに、DMによるアプローチを行った。結果176社の見込企業のうち29件の引き合いがあり、この立体DMの開封率は98%。ビジネスに効果があるDMの力を証明したという。
このほか、金賞には長坂養蜂場、小樽洋菓子舗ルタオ(ケイシイシイ)、アウディ ジャパンが選ばれた。さらに銀賞8点、銅賞12点、審査委員特別賞3点、プログレッシブ賞8点が選ばれた。
贈賞式にて、審査委員長の嶋口充輝氏(公益社団法人日本マーケティング協会 理事長、慶應義塾大学 名誉教授)は、「毎年応募作品のレベルが向上しているのを実感している。毎回”今回が1番良かった”とこの場で述べているが、それだけその時の世の中の流れが作品に反映されているということ」と講評を述べた。
審査対象は、2013年11月から14年10月末までに制作され、実際にDMとして発送されたもの。前回(712点)を上回る720点の応募があった。
入賞作品の展示は3月2日から6日まで、東京・汐留のトッパンフォームズビル1階ロビーで展示される(10時から18時まで)。
また、入賞作品の詳細は、下記で見ることができる。
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