米アドロール(AdRoll)は3月2日、東京・六本木にオフィスを開き、営業を始める。Webサイト訪問者が見た商品の広告を別のサイト上でも表示させる「リターゲティング広告」プラットフォームの大手。
日本支社の取締役会長には、グーグル日本法人・元代表取締役の有馬誠氏が就く。また、代表取締役社長にグーグル日本法人で新製品・ソリューション担当執行役員を務めた香村竜一郎氏が就任する。同社は2015年に25人の新規雇用を計画している。
日本での事業開始に伴い、サイバーエージェントやオプト、サイバー・コミュニケーションズ、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムなど13社が契約を結んだ。米国では、グーグルのほか、フェイスブックやツイッター、アップルの広告ネットワークiAdとのパートナー関係にある。
2014年4月時点での年換算の予想売上高は1億5000万ドルを超える。同時期には7000万ドル(約83億円)の資金調達も果たした。本社は米サンフランシスコ。東京オフィスは6拠点目となる。