デジタル時代のマーケティングで変わったこと、変わらない本質——ドン・シュルツ教授も登壇のパネルディスカッション

参加した学生の感想

「3氏ともに『顧客を知り、それにサービスを適応させ顧客と長期的な関係を気付くことが重要である』と繰り返し述べていたが、マーケティングゼミを専攻している立場からすると最初は“当たり前”のことを述べているだけのように感じられました。しかし、その後もセミナーに参加をして話を聞く中で、そうした考えが早計であると気づきました。『顧客を知り、サービスを適応させる』という一見すると単純に思われがちなことを実践レベルで行動やビジネスモデルに反映させることは、僕が考えていたよりも相当難しいことであると想像されたからです。とても知的な刺激を受けることのできたセッションでした」。
(一橋大学 商学部 4年 宮下裕太さん)

「私は大学でマーケティングを専攻して、学術的観点からマーケティングを学んだうえで、企業に就職し、マーケティング実務に携わることになります。日本では、まだこのようなキャリアパスさえ一般的ではないと聞きます。学術としてのマーケティングの考え方を少しでも身に着け、その上で社会に出て実務としてのマーケティングを身に着けることができれば、ドン・シュルツ教授のように、学術と実務の両方を知った、他の多くのマーケターの方々とは少し違った視点を持つことができると考えています。
今回、『次世代を担っていくマーケター』という身に余る呼称をいただいて参加させていただいたわけですが、そういう意味で、実際に次世代のマーケティングを担い、日本のマーケティングの発展に少しでも貢献することによって、将来、恩返しをさせていただくことができたらと考えています」
(慶應義塾大学 商学部3年  岸部海人さん)

パネルディスカッションの最後には、登壇した3名と参加した学生で記念の写真を撮影。今回、参加した学生は大槻聖良さん(青山学院大 経営学部 2年)、岸部 海人さん(慶應義塾大学 商学部 3年)、鈴木萌果さん(青山学院大学 経営学部 4年)、中村大河さん(早稲田大学 商学部 4年)、廣崎依久さん(法政大学 グローバル教養学部 4年)、宮下裕太さん(一橋大学 商学部 4年)【五十音順】。その他、午後2時からのセミナーには約20名の学生が招待された。

マルケトの福田社長は「日本の企業の経営者の方々に、自社のマーケティングの課題を伺うと、異口同音に“テクノロジーを活用できるマーケターの育成が課題”という答えが返ってくる。人材の育成は一朝一夕に実現できることではないが、長期的視野で次世代のマーケターの育成に貢献していきたいと考えている。マーケティングを学んでいる学生の皆さんに、最先端のマーケティングを知り、現場で活躍する先輩マーケターの話が聞ける場を今後も提供していきたい。日本のデジタルマーケターの育成に貢献し、その裾野を広げることが、マルケトの日本へのコミットであり、この成果がマルケトの日本でのビジネス成長の基盤となると考えている」とイベントに参加した学生にエールを贈った。

「Marketo Summit2015」(2月17日開催)の模様が分かるバーチャルセミナーはこちら


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