【前回コラム】「2年目へ突入した「すぐおわ」。リスナー参加型へ? お便りドシドシ募集します!」はこちら
番組で訴え続けてきた甲斐あって、たくさんのお便りが届いた今回の「すぐおわ」。リスナーから寄せられた「気になるCM」を“広告のプロフェッショナル”である3人が分析します!
※本記事は4月17日放映分の内容を収録したものです。
TCC賞、審査の真っ最中
中村:「すぐおわ」は広告にまつわる色々なことをラジオで解明していく番組ですが、最近お二人は広告まわりで気になることはありますか?
権八:澤本さんもそうですけどTCC賞という、東京コピーライターズクラブの広告賞の審査の真っ最中で、量が多くて大変です。
中村:コピーがたくさん送られてくるんですよね?
権八:いや、新聞何十段とか、新聞広告の読み物、ボディコピーがずらっと文章があるものからポスターもあればCMもあればWebの作品もあれば、長いもので30分ぐらいのものがあったり、5分ぐらいのものがあったり。何千作品あるのかな?
澤本:それがWeb審査なの。Webでグラフィックを見て、ラジオ聴いて、テレビCM見てというので審査していく。家でやるんだけど、かかる時間が「約19時間」と書いてあった。
中村:えーっ!
権八:でも、約19時間は実際ウソ! もっとかかる。ぼくは40時間ぐらいかかった気がする。でも、企業の広告だけじゃなくて町のスナックのポスターとかもあるんだけど、面白いものがありました。スナックのフロアレディ募集だったと思うんだけど、コピーが「ボトルの中のお酒をオヤジの中に移し替えるだけの単純作業です」って。
一同:爆笑
権八:これは素晴らしいと。このコピー凄くいいと思って、ぼくの一押しです(笑)。
澤本:そういうコピーいいね。
権八:家でゲラゲラ笑いました。たまにそういうアナーキーなものに出会えるからね。ああいう審査って楽しいですよね。