宣伝会議賞は、チャンスだらけ。
最後に少しだけ、宣伝会議賞の話をしようと思います。
僕が「自称コピーライター脱却」を意識したとき、心の中で決めた目標があります。それは、『宣伝会議賞と、TCC(東京コピーライターズ)賞を獲る!』という目標です。
当時の僕にとっては、両方とも荒唐無稽な夢物語みたいなものでした。でも養成講座がきっかけとなり、第51回宣伝会議賞ではシルバーを、第52回では協賛企業賞をいただくことができました。
あの頃、講座に通う決心をしていなかったら、今こうしてコラムを書くことすらなかったかもしれない。そう思うと、なんだか不思議な気がします。
僕は、宣伝会議賞は「失うものはゼロ、得られるものはムゲンダイ」な賞だと思っています。
40社以上のクライアントのコピーを書ける、というだけでも素晴らしい機会なのに、それを一流のコピーライターにタダで見てもらえて、そのうえ100万円がもらえるかもしれないなんて!こんなチャンス、ほかにありますか?
今年の授賞式では、講座でお世話になった門田陽先生、松下武史先生からも祝福をいただきました。来年もお会いできるように頑張ります!
そして、パーティーの席で松下先生と交わした約束があります。
「藤倉、次はTCCだな」
「はい!」
いつか必ず果たせるよう、これからもコピー道を邁進しようと思います。
全4回の連載はこれで終わります。お読みいただいた皆さま、ありがとうございました!
そしていつか「中西」で一緒にビールでも飲みましょう(笑)。
藤倉 郁浩(ふじくら いくひろ)
株式会社グラフィック 東京支店 東京デザイン課所属。ディレクター、コピーライター。
北海道札幌市生まれ。武蔵野美術大学卒業後、出版社勤務を経て現職。主な受賞歴は、第51回宣伝会議賞 シルバー、第52回宣伝会議賞 協賛企業賞、第5回販促会議企画コンペティション ファイナリスト他。2013年宣伝会議コピーライター養成講座上級コース修了。好物はビールと魚介類。
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