導入後も活用をサポート
──導入後の活用など、苦労された点はありますか。
福島:導入当初は、運用する部門メンバーのIT経験が少なく、そもそもデータベースはどういったもので、どのように活用するかを理解してもらうことに苦労しました。
日本情報通信さんと一緒にカリキュラムを組み、研修を行ったことで、現在ではメンバー全員が活用できるようになりました。
また、キャンペーンなら植田さん、マイニングならマイニングの専門の方など、ジャンルごとに専門分野に精通する方にサポートをしてもらえたことも心強かったです。
中田:オートバックスセブンさんの場合、福島さんの存在が導入を成功させたポイントだと思います。導入したツールを使いこなして売上を上げたいという強い意志があり、研修も部門メンバーだけでなく他部門を巻き込んで行っていました。
ツールは導入して効果を出さないと意味がありませんから、活用方法だけでなく、導入の目的や効果についても説明させていただきました。
植田:通常、キャンペーンツールは、部内でも2〜3人のリテラシーの高い方たちだけが活用するケースが多いのですが、オートバックスセブンさんはメンバー全員が活用されているので、珍しいケースだと思います。
福島:研修では、どのような効果が出るのかを具体的に理解してもらうことに力を入れましたね。その点でも、日本情報通信さんに作成いただいた資料は非常によくできていて、研修後の業務もスムーズに進めることができています。
──まさに二人三脚で取り組まれたと。そして今回、マーケティング基盤が一新されました。
福島:「IBM SPSS Modeler」を活用することで、より短いサイクルでより高度な分析が行えるという点に最も期待しています。
具体的には、蓄積したデータをもとに、「DMに反応しそうな人「◯月に来店見込みのある人」などと条件を加えていくと、例えば「◯月に◯◯(商品群)を買ってくれそうな人」と予測して抽出することが可能になりました。
また、DMの配信までも自動で行うことができ、さらにメールとプッシュ通知でフォローアップすれば強力な来店促進につながると考えています。
植田:オートバックスセブンさんはチャネルもデータソースも多様で、アプローチとしても非常に先進的ですね。
福島:現在はまだ完成形ではなく、ようやくマーケティングプラットフォームのベースができて、スタートラインに立ったという感覚です。
今後は、それらを生かしてお客さまとのすべてのタッチポイントを統合し、オムニチャネル化を加速していきたいです。それぞれのツール自体は素晴らしいので、あとはどのように活用するかという発想と実際の活用次第だと思います。
お問い合せ
日本情報通信株式会社 ソリューション推進本部 ソリューション企画部
E-mail:NIC_Contact@NIandC.co.jp
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