経営に求められるクリエイティブ 良品計画×amadana

クリエイティブな経営を実現するために

——販売現場との情報共有で取り組んでいることはありますか。

松井:企業では、決めたことが実行されなければ意味がありません。そこで私たちは「MUJIGRAM(ムジグラム)」というオペレーションマニュアルを作っています。全部で13冊、2000ページありますが、お客さまの声や店長、スタッフの提案を元にどんどん変わっていきます。

月に20ページ近く入れ替わっていきます。このマニュアルに載ると、ほぼ100%社内で実行されています。こうしてお客さまと社員の知恵を元にしたオペレーションが徹底される仕組みを導入しています。

——商品にイノベーションを起こしていくときに取り組んでいきたいことは。

熊本:今、「amadana」の事業とは別に、スマートプロダクツ共創エンジン「amidus」という事業にチャレンジしています。これは企業の持つアイデア、ユーザーの持つ課題を公開し、そこにクリエイターの発想を組み合わせて、変化させたり進化させたりして事業を形にしていこうというものです。これまでの、商品を作って売るということではなく、事業開発のプロセスを公開して事業を売ってしまおうという発想のビジネスです。

「共創」とよく言われますが、本当の共創は企業も個人も、同じような視点や立場で事業を進めることだと思います。いろいろな人が関わりたくなるようなプラットフォームを作った企業が、これから勝ち抜いていける時代になっていくと思うので、周囲を巻き込んでものを作り上げていく方が絶対に価値が上がると考えています。

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AdverTimes DAYS 2015
AdverTimes DAYS 2015

4月14日、15日、東京国際フォーラムにて「AdverTimes DAYS」(アドタイ・デイズ)を開催しました。 広告界の未来を本音で語りつくす本イベントでは、企業、広告会社、メディア、クリエイターなど、立場の異なる人たちが活気ある議論を展開します。

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