40名超のマーケターが一堂に会すると何が起きるのか?――「JAPAN CMO CLUB」Midyear Party」が開催に

JAPAN CMO CLUB発のコラボ企画も発表に

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2015年4月28日、表参道のIntersect by Lexus Tokyoにて、「JAPAN CMO CLUB」Midyear Partyが開催された。

セールスフォース・ドットコムと宣伝会議が共同で、2014年11月に企業の壁を越えたマーケター同士の交流の場の提供を目的に「JAPAN CMO CLUB」を設立してから半年を迎えたことを記念してのイベント。設立以来、約1カ月に1回のペースで開催しているマーケターの集まる研究会に参加をした企業を中心に40名以上のマーケターが集まった。

Intersect by Lexus Tokyo
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会場となった表参道のIntersect by Lexus Tokyo。レクサスオーナーが親しい友人や仲間を招待できるガレージをイメージして設計されたカフェレストランだ。

Lexus Internationalの高田敦史氏の音頭で乾杯。ここからトップマーケターの出会いの場がスタートした。

Lexus Internationalの高田敦史氏の音頭で乾杯。ここからトップマーケターの出会いの場がスタートした。

乾杯の挨拶には「JAPAN CMO CLUB」メンバーでもあり、パーティー会場となった「Intersect by Lexus」の提供でも協力したトヨタ自動車 Lexus International レクサス ブランドマネジメント部 部長の高田敦史氏が登壇。

高田氏は「“Intersect”を翻訳すると道路と道路が交わる交差点を意味する。人と人との出会いを大切にする場でのパーティーで、参加するマーケター同士の素敵なコラボレーションが生まれれば」と話した。

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名刺交換からスタートし、すぐに情報交換。飲みものを片手に、お互いの活動を紹介しつつ交流を深める。

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業界は違っても、マーケティングという共通の仕事を持つ人同士、打ち解けるのに時間はかからなかった。

今回のパーティーの目玉企画は、参加者がチームに分かれて取り組んだディスカッションだ。

懇親企画では、各グループが笑顔をみせながら、ときに真剣に議論した。グループ内の企業それぞれの特徴を組み合わせたコラボレーションアイデアを企画。

懇親企画では、各グループが笑顔をみせながら、ときに真剣に議論した。グループ内の企業それぞれの特徴を組み合わせたコラボレーションアイデアを企画。

グループ内の企業同士、提案を聞き入る。企画を通して、各社のマーケター達はより一層関係性を深めた。

グループ内の企業同士、提案を聞き入る。企画を通して、各社のマーケター達はより一層関係性を深めた。

ディスカッションのテーマは「コラボレーションで、クロスブランドのカスタマージャーニーを生みだそう」。

これまでの研究会でも、マーケターが集まり、さらに各ブランドのカスタマージャーニーを披露しあうと、コラボレーションのアイデアが次々と生まれてくるという実感があって、企画されたテーマだ。

加藤氏からクラブの活動報告として、研究会での出会いから生まれたエクスペディアとネスレ日本のコラボレーション実施が発表された。

JAPAN CMO CLUBの加藤氏からクラブの活動報告として、研究会での出会いから生まれたエクスペディアとネスレ日本のコラボレーション実施が発表された。

実際、「JAPAN CMO CLUB」の設立からまだ半年だが、研究会の場での出会いがきっかけでエクスペディアとネスレ日本のコラボレーション企画「Great Coffee,Great Travel」が5月1日から開始になっている。

パーティーには、両ブランドのマーケティングを担当するネスレ日本の津田氏とエクスペディア(AAE Japan)の木村氏も参加をし、コラボレーション企画の実現が参加者に発表された。

全日本空輸、オリンパス、すかいらーく、ライオン、ローソン、アフラックのマーケターのチームの企画のタイトルは「Team 2020」。インバウンド市場が活性化しているが、2020年に向けて、さらに訪日外国人が増えることが予測される中、各社が持つブランドを結集して、訪日観光客に魅力的な体験を提供しようというコラボレーション企画。「ヘルスケア」「インバウンド」など市場全体が活性化しているテーマについては、業種や業態の壁を越えたコラボレーションを期待するマーケターが多い。

全日本空輸、オリンパス、すかいらーく、ライオン、ローソン、アフラックのマーケターのチームの企画のタイトルは「Team 2020」。インバウンド市場が活性化しているが、2020年に向けて、さらに訪日外国人が増えることが予測される中、各社が持つブランドを結集して、訪日観光客に魅力的な体験を提供しようというコラボレーション企画。「ヘルスケア」「インバウンド」など市場全体が活性化しているテーマについては、業種や業態の壁を越えたコラボレーションを期待するマーケターが多い。

日本ロレアル、ネスレ日本、モスフードサービス、カーシェアリングジャパン、エクスペディア、キリンのマーケターが参加をしたチームの企画タイトルは「SHAREING 感動体験」。日々の生活の中で、体験する「小さな感動」を参加企業同士でシェアし、データを蓄積していくというアイデア。アプリを開発し、1社では取れないデータを各社協力して取得、サービスの改善につなげていくというアイデア。各社が持つデータを統合し、より消費者理解につなげたいというニーズはマーケターの共通テーマとなっている。

日本ロレアル、ネスレ日本、モスフードサービス、カーシェアリングジャパン、エクスペディア、キリンのマーケターが参加をしたチームの企画タイトルは「SHAREING 感動体験」。日々の生活の中で、体験する「小さな感動」を参加企業同士でシェアし、データを蓄積していくというアイデア。アプリを開発し、1社では取れないデータを各社協力して取得、サービスの改善につなげていくというアイデア。各社が持つデータを統合し、より消費者理解につなげたいというニーズはマーケターの共通テーマとなっている。

マーケターとしての経験もあり、現在はモルソン・クアーズの社長という立場にある矢野健一氏からは、社長という立場から自らのグループの企画を「承認印を押しそうになるくらい実現性のある企画を考えました」と前置きしてプレゼンし、笑いを誘った。

マーケターとしての経験もあり、現在はモルソン・クアーズの社長という立場にある矢野健一氏からは、社長という立場から自らのグループの企画を「承認印を押しそうになるくらい実現性のある企画を考えました」と前置きしてプレゼンし、笑いを誘った。

Mastercard、エクスペディア、ニューバランス、フォルクスワーゲン、フィリップス、モスフードサービスのチームの企画は「Pricelessなガールズナイトタウンニューヨーク」。20代〜30代の女性をターゲットにMastercardの「Priceless」を軸に、各ブランドがコラボレーションした特別体験を提供する企画。Mastercardで決済をし、ニューヨーク旅行を予約してもらうと、ニューバランスのシューズがプレゼントされ、現地でのクラブイベントに招待。ニューバランスのシューズに気持ちの変化が照明の色として表現されるセンサーを着け、イベントを楽しんでもらうというIoTも絡んだ斬新なアイデア。写真はチームのディスカッション風景。

Mastercard、エクスペディア、ニューバランス、フォルクスワーゲン、フィリップス、モスフードサービスのチームの企画は「Pricelessなガールズナイトタウンニューヨーク」。20代〜30代の女性をターゲットにMastercardの「Priceless」を軸に、各ブランドがコラボレーションした特別体験を提供する企画。Mastercardで決済をし、ニューヨーク旅行を予約してもらうと、ニューバランスのシューズがプレゼントされ、現地でのクラブイベントに招待。ニューバランスのシューズに気持ちの変化が照明の色として表現されるセンサーを着け、イベントを楽しんでもらうというIoTも絡んだ斬新なアイデア。写真はチームのディスカッション風景。

JAPAN CMO CLUB Founderの加藤希尊(かとう・みこと)氏は各グループの発表を聞き「あらためてマーケター同士の横のつながりがクロスブランドのカスタマージャーニーを発見し、大きなエネルギーを生むことを実感できた」と感想を話した。

参加者同士は、ほぼ初対面という状況ではあったがチームに分かれて具体的なコラボレーション案をディスカッションしたことにより、互いのブランドの特性や課題を共有しあうことができた。

参加者からは「他の企業のマーケターの人たちと話す機会が、これまでなかったので良い経験になった」「話をしていたら意気投合した。具体的なコラボレーションの企画が実現しそう」といった感想の声があがっていた。「JAPAN CMO CLUB」発のブランド間コラボ企画、第2弾を発表できる日も近そうだ。


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パーティ当日は、複数のメディアの取材も入った。
「GQ JAPAN」2015年7月号(2015年5月24日発売号)では、1ページに渡り、当日の様子が紹介されている。

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