エアウィーヴは6月1日から、高反発マットレスパッド「エアウィーヴ」の新たなテレビCM「浅田真央 京都へ~京舞~」篇の放映を開始する。京都で伝統芸能を学ぶ浅田さんが芸妓に扮し京舞を体験をするというストーリーで、終盤には商品が全室に導入されている「ホテル日航プリンセス京都」に宿泊する様子が描かれている。制作会社は太陽企画。
長尺は街頭ビジョンのみ 高岡会長「今までで一番思い入れのあるCM」
28日に都内で開催されたCM発表会見に出席した高岡本州会長は、「今まで制作したCMのなかで一番思い入れがある。久しぶりにCM発表会を開いた」とコメント。同社のPR担当者によると、CMをメインとした記者発表会は2014年6月以来の開催となる。高岡会長自ら、CMの制作スタッフリストに「雑用担当」として名を連ねるなど、深い思い入れをうかがわせた。
今回は30秒CMのほか、3分のフルバージョンの映像も制作。6月8日から東京・北海道・名古屋・大阪・福岡・広島の10カ所にある街頭ビジョンで放映する。現段階ではウェブサイトなどでの公開は予定していないという。
3分バージョンではテレビCMでは見られない、浅田さんが京舞に挑戦する姿を収めている。高岡会長は「浅田さんの美しい映像に感動していただき、一部のビジョンでは好意により、無料で放映いただいている。ほかにも無料で流してくださるビジョンを募集しています!」というリップサービスも飛び出し、会場を沸かせた。
ソチの金メダル99個中32個はエアウィーヴがサポート、海外戦略拡大へ
会見の冒頭で、高岡会長は新たなコミュニケーション戦略についても説明。アスリート向けの訴求に加えて、「由布院玉の湯」など宿泊施設への導入を通じて一般にも広くより良い睡眠を提案する方針を示した。
またソチオリンピックで日本のほか、米国・フランス・オーストリア・ドイツ・スイスのチームにエアウィーヴを提供した実績についても説明。「ソチの金メダル99個中32個がエアウィーヴがサポートしたもの。リオオリンピックでは半分以上の選手がエアウィーブを使ってメダルを目指すといった状況になれば」と展望を明かした。
同社は2014年11月に設立10周年を迎えたばかり。この4年で売り上げも右肩上がりを続けており、2011年の10億円規模から、2014年には100億円規模に達している。
2015年には海外戦略により力を入れる方針で、中国・台湾・シンガポールの既存店舗に加えて3月にニューヨークにも初の直営店をオープンさせた。海外売り上げ比率を高め目標を160億円規模とし、さらなる成長を見込んでいる。
このほか新規事業推進部による、家族向けの新たなラインである「ファミーユ」についてもPR。「エアウィーヴは濃いブルーがイメージカラーだが、ファミーユは薄いブルーで差別化を図っている」とサブブランド戦略への取り組みを説明した。
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