動画コンテスト「Brain Online Video Award(BOVA)」の入賞作品が6月1日発表された。2回目を迎える今年は、応募394作品から16の入賞作品が選ばれた。
一般公募部門のグランプリは、ニューバランスジャパンの課題への応募作品「tilt」。見るからに運動しなさそうなサラリーマンが街中を歩いていると、謎の機械音とともに世界が傾いて(tilt)いく。不条理に降りかかる困難を乗り越える中で、身体を動かす楽しみを発見する、という動画だ。
一般公募部門/グランプリ 受賞:荒川大(電通)
審査員からは「普段の風景を違った観点から見直すフィルム作品。普段走っていない人に強制的にモチベーションを与えるアイデアになっている」などと評価された。企画および演出を担当した電通の荒川大氏は「企画段階から、どの瞬間を見ても違和感のある映像づくりを心がけた」とコメントしている。
広告主部門のグランプリは、サントリー C.C.レモンの「忍者女子高生│制服で大回転」。現在740万回に迫る再生回数をオーガニックで成し遂げるなど、PR要素を散りばめた動画制作に傾注した話題作だ。
広告主部門/グランプリ
「社会現象にもなるぐらいの影響力。撮影手法・見せ方・バイラルのさせ方等、まさに今の時代のコンテンツにあるべきものが詰まっている」と審査員には評された。
一般公募部門の準グランプリは、レキットベンキーザー・ジャパン durexの課題への応募作品「愛のカタチ」で、受賞者は大広の秋山千尋氏。様々な動物の求愛行動を人間で表現するというユニークな手法で、素直に愛を伝えることの素晴らしさを表現した。
一般公募部門/準グランプリ 受賞:秋山千尋(おちゃづけ(大広))
広告主部門の準グランプリには、青い甲冑を着たサムライが、サッカーの本場ブラジルで超絶足技を披露する、日清食品ホールディングスの「SAMURAI IN BRAZIL 」が選ばれた。
広告主部門/準ブランプリ
また、今年は一般公募部門の入賞作「LOVE ♡ 48 愛の48手組んでみた」(受賞:太田良(AOI Pro.))が既にのべ150万回再生されるなど、大きな反響を呼ぶ作品も早くも登場している。
一般公募部門/審査員特別賞
グランプリ・準グランプリ以下の入賞作品は以下の通り。