サントリービールは26日から28日にかけ、都内のオフィス街で働く女性を対象にノンアルコールビール「オールフリー」とコラーゲン入りの「オールフリーコラーゲン」のサンプリングを約4800杯分実施した。会場は東京都港区の虎ノ門ヒルズ。隣接するカフェでは「オールフリー」と楽しむランチボックス720個を販売し、昼休み中の会社員が列をつくった。
「オールフリー コラーゲン」は6月30日より発売する女性をターゲットとした新商品。ノンアルコールのため「ランチや仕事の合間でも気兼ねなく楽しめる」といったメッセージを伝えることで、新規需要の開拓を図った。実際に同社の調べでは、ノンアルコール飲料を月に1回以上飲むユーザーのうち約75%が「昼間からでも楽しめる」ことに魅力を感じていることが分かっている。
近年、ビール各社は健康志向を意識した新商品を発売し、競争が激化している。ノンアルコールビールテイスト飲料の中で2014年に売上No.1(インテージSRI調べ)となったブランドである「オールフリー」は、女性をターゲットとした商品を展開することで他社を突き放す考えだ。今後はテレビCMで認知拡大を図るとともに、20万人規模のサンプリングを行う予定。
26日に現地で開催した記者説明会では、サントリービール ブランド戦略部の山田幸夫部長が登壇。「2010年の発売以降4年連続で過去最高の出荷数を達成したオールフリーを、仕事の合間やランチタイムの新たな気分転換として役立ててほしい」と語った。
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