電通は1日、第68回「広告電通賞」の受賞作を発表し、最高賞「総合広告電通賞」をパナソニックが受賞した。パナソニックは、乾電池「エボルタ」で有人電車を走らせたイベントで「アウトドア」部門広告電通賞を獲得したほか、「ラジオ」部門でも広告電通賞、「新聞」「雑誌」部門で最優秀賞に選出。各メディアでの広告活動が評価 され、最高賞の栄誉に輝いた。同社が最高賞となるのは前身の松下電器産業から数えて7年ぶり31回目。社名改称後は初となる。選考対象は、2014年度に出稿された広告で審査点数は1467点。最終選考に残ったのは363点だった。
贈賞式は7月1日に東京都内で実施する。また8月6日~9月26日には、「アド・ミュージアム東京」で入賞61点を展示する。
そのほか主な受賞企業は以下のとおり。
広告電通賞
■新聞:IHI
【作品名】企業広告「IHI LOGO WORLD」
■雑誌:サントリーホールディングス
【作品名】黒烏龍茶「引き裂かれた運命」
■ラジオ:パナソニック
【作品名】ハンディマッサージャー「ごゆっくり」
■テレビ:ポーラ
【作品名】RED B.A「Call Her Name」
■アウトドア:パナソニック
【作品名】乾電池エボルタ「エボルタ電池鉄道 車体広告」
■デジタル:スリーエムジャパン
【作品名】scotch®ブランド「PAPER FASHION Kids」
■プロモーション:富士ゼロックス
【作品名】Working Folder、DocuWorks、複合機各商品「四次元ポケットPROJECT」
インテグレーテッド・キャンペーン賞
■キリンビバレッジ/江崎グリコ
【作品名】午後の紅茶/ポッキーミディ「午後の紅茶&ポッキーミディブランド再活性化コラボキャンペーン
地区賞
■北海道:北海道米販売拡大委員会 ほか
【作品名】北海道米「北海道米LOVE『ごはんは、』」(テレビ広告)
■名古屋:名古屋鉄道
【作品名】MEITETSU「全員で」(テレビ広告)
■九州:ニビシ醤油
【作品名】企業広告「母の手紙」(テレビ広告)
「広告電通賞」は1947年12月創設。毎年、広告活動の進歩向上を目的に優れた広告企画や広告技術を示した広告主を顕彰する。選考は独立機関「広告電通賞審議会」(会長 今井敬氏)に参加する広告主企業、メディア企業、制作者、学識経験者ら497人の選考委員が行う。
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