スポーツで笑顔にする。ではなく、笑わせる。

笑えるスポーツは量産できる。

今世界ゆるスポーツ協会は、
30種目以上のスポーツを企画・開発しています。
その多くは、プレイヤーも観客も笑えるスポーツです。
せっかくのなので、ひとつご紹介します。

それは、ラグビーをゆるくした競技です。
ラグビーとは?
屈強な男子達が、
互いの肉体を破壊するかのように
激突し合う漢の試練です。
もしも僕が何かの手違いで
ラグビーの試合に放り込まれたら、
即座に大失禁してしまう自信があります。
勇者じゃないとできないスポーツです。
僕らは、そのラグビーを、
笑えるスポーツに変換しようとしています。
その名もずばり

LAUGHBY(ラフビー)。

ポイントは、ボールにデバイスを仕込み、
「笑い声」を認識できるようにすること。
ボールを手にしているプレイヤーは、
常に一定音量数以上の声量で
笑っていなくてはいけません。
笑わないと即座に「ブー!」
と鳴り、相手ボールとなります。
ちなみに、他の声も認識してしまう為、
ボールを持っていない他のプレイヤーは
敵味方問わず静かにしていなくてはなりません。
観客もしかりです。
どんなにプレイが盛り上がろうと、
声を上げてはいけません。
そうすると、どうなるか。

ボールを持っているプレイヤーだけが、
爆笑しながら爆走するのです。

シュールな画です。
笑いを誘います。
だけど笑ってはいけません。
プレイが途切れた時は、
全員が笑えるようなブレイクを入れる予定です。
そうすることにより、
笑いの緩急をコントロールすることができ、
より一層ドラマチックな試合展開を
会場全体で生むことができると確信しています。
このスポーツも、例の笑いの法則を入れてます。
本当は屈強で自分よりも強い立場である
ラグビープレイヤーが、
爆笑しながら爆走するという立場に
引き下がるという面白さ。
それに対する優越感。
それが、プレイヤーにも観客にも
笑いを提供します。

このように、笑顔にするというよりも、
むしろ笑わせるんだという気持ちで
スポーツを設計すること。
結果、誰もができるスポーツ、
ゆるスポーツが出来あがります。
この他、ゆるスポーツを創るための
メソッドはまだあるのですが、
この話はまた来週。

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澤田 智洋(電通 コピーライター/プロデューサー)
澤田 智洋(電通 コピーライター/プロデューサー)

2004年電通入社。映画『ダークナイト・ライジングの』「伝説が、壮絶に、終わる。」等のコピーを手掛けながら、多岐に渡るビジネスをプロデュースしている。世界ゆるスポーツ協会代表。日本バブルサッカー協会理事長。スポリューションメンバー。義足女性のファッションショー「切断ヴィーナスショー」プロデューサー。視覚障がい者用のロボットを開発する「MAGIC STICK PROJECT」プロデューサー。日本ブラインドサッカー協会のコミュケーションプランナー。R25でマンガ「キメゾー」連載中。口説き文句研究家。著書「ダメ社員でもいいじゃない。」

澤田 智洋(電通 コピーライター/プロデューサー)

2004年電通入社。映画『ダークナイト・ライジングの』「伝説が、壮絶に、終わる。」等のコピーを手掛けながら、多岐に渡るビジネスをプロデュースしている。世界ゆるスポーツ協会代表。日本バブルサッカー協会理事長。スポリューションメンバー。義足女性のファッションショー「切断ヴィーナスショー」プロデューサー。視覚障がい者用のロボットを開発する「MAGIC STICK PROJECT」プロデューサー。日本ブラインドサッカー協会のコミュケーションプランナー。R25でマンガ「キメゾー」連載中。口説き文句研究家。著書「ダメ社員でもいいじゃない。」

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