−−JAPAN CMO CLUBでは、多様なブランドのマーケターが、互いのカスタマージャーニーを披露し合うことで、ブランド間のコラボレーションのアイデアも議論しています。今日のディスカッションを通じて、何かアイデアは生まれましたか。
久保:ユニリーバさんとは「肌」や「理美容」というテーマでコラボレーションできるかもしれないと感じました。ヨーロッパでは照明が人の購買行動を左右するという理解があり、店舗設計に際して戦略的に活用されています。フィリップスの照明の事業部にも、こうした活用のノウハウが蓄積されていて、例えば肌が美しく見える照明の使い方といった知見もあります。ユニリーバさんのスキンケアのブランドとは、互いの資産を持ち寄ることで、コラボレーションのアイデアが生まれるのではないかという期待を感じました。
東浜:フィリップスさんは理美容関連の機器も扱っているので、メンズグルーミング関連のブランドとのコラボレーションの可能性もありそうですね。
加藤:JAPAN CMO CLUBの研究会では、いつもこうしたコラボレーションのアイデアが生まれています。
−−商材が異なれば、カスタマージャーニーの考え方も異なる。それが、お二人のお話から見えてきますね。
加藤:今回のように、お客さま視点から商品・ブランドが持つ課題について議論をすると、その企業ならではの組織体制のあり方まで見えてきます。今後もJAPAN CMO CLUBでは、業界を超えたマーケターの交流を促し、顧客目線の議論を通じて課題とその解決策を共有していきたいと考えています。
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