今や、ご当地キャラ界のスターを決めるグランプリに、優に1000体を超えるキャラクターが集結する時代になった。誰もが知る有名な「きぐるみキャラクター」であれば、その動きからしぐさまで厳格なルールが定められ、その世界観が徹底的に守られている。しかし、ご当地キャラクターになると、ちょっと様子が違うようだ。
宣伝会議『マスコミ電話帳』編集部が「ご当地・企業キャラクター」106体に直接、連絡をとり調べたところ、“中の人”がしゃべる・しゃべらないの割合は次のとおりだった。
「ご当地・企業キャラクター」がしゃべりますか?
しゃべる派………7%
しゃべらない派…93%
しゃべらない派が大多数だが、「県の広報番組ではしゃべる」「イメージを崩さなければしゃべってもOK」とゆるいルールが見られるのも、ご当地キャラクターならではだ。
また、番組やイベントに出演する際に“中の人”は誰でもよい「貸出」という選択肢があるのは、イメージを徹底的に管理するメジャーキャラクターには絶対にない究極のゆるさである。
派遣型(中の人と着ぐるみがセット)、貸出型(着ぐるみのみ)のどちらですか?
派遣型……45%
貸出型……27%
ちなみに、残りの約30%は「派遣か貸出か相談次第」となっている。
個性もルールも千差万別のご当地キャラクター。しかし、共通しているのは「地域のPRにつながる」という出演条件だ。“みんなで活用して地元を元気に”という考え方が根本にあるからこそ、ゆるいルールでの運用がなじむのかもしれない。
『マスコミ電話帳2015』
ご当地・企業キャラクターだけでなく、芸能・スポーツ、作家・評論家など各界の著名人や専門家から、企業、団体、施設まで、マスコミ関連を中心にビジネスに役立つ連絡先を掲載。広報担当者、PR担当者が仕事で重宝する「新聞、通信社」、「放送局」、「出版社」のFAX、メールアドレスも収録。全国書店・Amazonで好評発売中!
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