スポーツとOFFの深い関係性。
スポーツとは本来的に、
体の一部や行動をOFFにするものです。
サッカーは手をOFFにしています。
野球は足をOFFに、ラグビーは前へパスする行為をOFFに。
ブラインドサッカーは、目をOFFに。
車いすバスケは、足をOFFに。
デフサッカーは、耳をOFFに。
体の一部をOFFにすると、
残された器官や感覚が一斉に本気を出し始めます。
同時にコミュニケーションが促進されます。
スポーツの本質的な価値とは、
何かをOFFにすることにより、
何かが生まれるという点にあると考えています。
ゆるスポーツも例外ではありません。
僕はバブルサッカーを
「上半身をOFFにするスポーツ」と捉えています。
一見自由になったようにも見えますが、
実は上半身全体を細かく動かせなくなるからです。
ハンドソープボールは、ツルツルのハンドソープを平等につけることにより
手をOFFにするスポーツです。
手錠バレーもそうです。手錠をすることで、手がOFFになる。
ゾンビサッカーは目をOFFにするスポーツ。
このように、平等に「新しいOFF」を与えるとどうなるか。
運動神経などが関係なくなり、
フラットな環境ができあがります。
また先ほども記した通り、
残された四感が一気に覚醒します。
他者であるチームメイトとも深く連携し始めます。
また、「新しいOFF」をデザインする際は、
楽しさ、ポップさ、ゆるさも大事です。
罰ゲームのようなOFFが与えられても辛いだけです。
ポジティブなOFFをスポーツに。
そんなコンセプトを大事にしながら、日々ゆるスポーツを創っています。
たまにでいいので、
体の一部を、スポーツを通じて
OFFにしてみることをおすすめします。
冗談抜きで本来の自分を取り戻すことができます。
拡張拡張叫ばれている世界に疲れている澤田より、
本音のメッセージをお届けしました。
ただいま朝の5時24分。
2時間ばかり目をOFFにしてきます。