「超」富裕層の訪日客向けにホテルへ訪問販売 大丸松坂屋

大丸松坂屋百貨店は7月1日、富裕層の訪日外国人向けに、ホテルに出向いて高級時計を販売するサービスを開始する。まず大丸東京店に隣接する「シャングリ・ラホテル東京」で行う。同ホテルの宿泊客は、個人旅行やビジネスの長期滞在者であることが多く、上客獲得のための新たなサービスとして定着を図る。

写真提供:Shutterstock.com

まず、スイートルームなど52室の宿泊客を対象に、ホテル側から「店頭では扱われない高級ブランド時計を提供できる」と案内。カタログなどは用意せず、ホテルのコンシェルジュが顧客の好みを細かく聞き取り、大丸側に連絡する。一点物のような商品や、1000万円以上の高額品も扱う。

該当する商品の手配後、大丸の販売担当者・ブランド担当者・通訳の3人で部屋を訪れ、商品の背景などを説明。購入する場合は、銀聯(ユニオンペイ)カードなどで即時決済する。

大丸松坂屋9店舗の2015年3~5月の免税売上高は、前年比3.5倍の90億円に急伸している。今後はほかのホテルにも訪問販売を広げる計画で、東京以外の店舗でも実施する方針。


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