ソニーは9日、南米に11拠点を持つインターネット広告会社インターネット・メディア・サービシズ(IMS、本社=米フロリダ州)を買収すると発表した。傘下の米テレビ制作会社ソニー・ピクチャーズ テレビジョンが、IMSの株式51%を今後数週間で取得する。買収金額は非公表だが、IMSの時価総額は約25億円(7844万ポーランドズロチ)と見られる。
IMSは独立系の広告会社で、創業者でCEOを務めるガストン・タラツータ氏の声明によると、オンライン広告の取扱高は南米1位だという。顧客企業には、グーグル傘下のカーナビサービス「Waze」、ツイッター、リンクトイン、スポティファイがある。アップルの広告サービス「iAd」も扱う。
米調査会社イー・マーケターの調べでは、2014年のオンライン広告費は、前年比約30%増の52億9000万ドル(約6324億円)で、18年には93億6000万ドルに上る見通し。またIMSの発表によるとモバイル端末の浸透率が高く、1人あたり1.2台を所有する計算。
「ソニー」に関連する記事はこちら