多国籍クリエイティブイベントBehance Japan Tokyo Communityレポート

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「Connect and get feedback on your creative work(クリエイティブなつながりから、さまざまなフィードバックを)」をテーマに年2回、世界各都市で500以上あるコミュニティが同時期に開催するイベント「Behance Portfolio Reviews」。通算7回目を迎え、日本では7月4日、東京・代官山T-SITE GARDEN GALLERYで開催した。

アーティスト、デザイナー、イラストレーター、フォトグラファーなど国内外のクリエイターが互いに情報や刺激を共有し合い、参加者や専門家、審査員から作品に関する意見や感想を得る交流の場であり、クリエイティブワークを求める企業にとっては、クリエイターとの出会いの場となる。

日本から海外へ、海外から日本へと活動する意思や機会を作ることがBehance Japan Tokyo Communityの目的。

近年では、世界の無電化地域にソーラーランタンを合計10万台寄贈するパナソニックの「ソーラーランタン10万台プロジェクト」とコラボして、世界各国のデザイナーがランプシェードのデザイン案を投稿するなど企業のCSR活動に貢献した。

賑わう会場の各所では、15人のクリエイターが次々と出会う参加者にセルフプロモーションを行っていた。参加者の評価を視覚化したプロジェクションマッピングや、ひらがなピアスの3Dプリント実演、フォントお試しブースが展開。来場者プレゼントも用意された。

イベント終盤は審査員と参加者による投票が行われた。高評価を得た上位4名のクリエイターが最終的な受賞者に選定され、日本会場での受賞者は、イラストレーターのきたざわけんじさん、イラストレ―ター/グラフィックデザイナーの飛永雄大さん、アートディレクター/ペーパークラフトデザイナーのLuis Renato Kriegelさん(ブラジル)、ストリーテラー/アートディレクターのOdding Wangさん(中国)の4人。その他、協賛企業賞各賞の発表も行われた。

「国内外問わず多くのクリエイターが直面している課題は、自身をアピールする機会が乏しいということ。一方で社会貢献活動やブランディング等でクリエイターの力を借りたいという企業も少なくありません。Behance Japan Tokyo Communityの活動はそのハブとなることがミッションで、クリエイターと企業、クリエイター同士、あるいはそれ以外出会いによって、新たなクリエイションが生まれるきっかけになるといい」(Behance Japan Tokyo Community Co-Founder テラダヒデジさん)。

世界中の作品が日々膨大な数アップロードされ閲覧され続けているBehanceは、クリエイターだけでなくクリエイティブワークを必要としている企業やグループも利用している。今後の活動に注目したい。

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