本日23日に予定されていた鎌倉花火大会が、高波の影響で打ち上げ設備の配備ができず、中止となった。毎年、由比ヶ浜海岸・材木座海岸を会場に開催され、今年で67回目を迎える伝統ある花火大会。2014年の来場者数は約12万人で、地元経済への波及効果も大きいことから、関係者はもちろん、観覧を楽しみにしていた人々からも中止を嘆く声が多く聞かれる。
これを受けて、鎌倉に本社を置くカヤックは、スマートフォンやPCの画面で見られるバーチャル花火大会「HTML5花火大会」を開催している。JavaScriptやCSS3で書かれたコードが、花火のアニメーションとして、カヤックが運営するJavaScript、HTML5、CSSの共有投稿コミュニティ「jsdo.it」上の「花火大会会場」に表示される。
花火は、見るだけでなく、自分でつくることも可能。「jsdo.it」の編集ページ(エディター)に掲載されているサンプルコードをアレンジしたり、コピー機能「Fork(フォーク)」を使って、他の人が作成したコードをアレンジすることで、オリジナルの花火のアニメーションを作成することができる。
また、鎌倉花火大会では2012年から、企業や個人が花火玉を購入して大会に協賛する「サポーターズ花火」が実施されてきた。金額によって名前やメッセージがパンフレットに掲載され、当日、花火打ち上げと同時にメッセージが読み上げられる同企画。「jsdo.it」上では、今年読み上げられるはずだったメッセージも、花火の下に表示される。
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