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同ドラマ初の外国人ヒロインとして一躍人気者になった米国人女優が、激動の1年を振り返る。
足立:昨年、日本で一躍有名になりましたね。たった1年での出来事はシンデレラストーリーのように感じます。
シャーロット(以下C):ありがとうございます。NHKが日本語を話せる外国人役の俳優を探していることは、米国のオーディション情報誌『バックステージ』の募集広告を見て知りました。それから、バックステージのオンライン※を通じてアプライしたんです。当初は、日本語が話せるわけでもなかったですし、日本のこともあまり知らなかったので、まさか受かるとは思っていませんでした。
足立:なぜ、このオーディションを受けようと思ったのですか。
C:ストーリーやエリーというキャラクターがとても面白いと感じたからです。彼女の人生を演じることはチャレンジでしたし、お話をいただいた時、心から挑戦しない手はないと思いました。
足立:日本語の習得はやはり難しかったですか。
C:もちろん!とても難しかったです。食事の時や休憩時間にも日本語を勉強していました。日本語のセリフを理解できなければ、演技ができませんから、大変でしたね。私の日本語はすべて役から学んだものです。だから「ヘソクリ」のような、ちょっとおかしな日本語も覚えていて、マネージャーから「何でそんな日本語を知っているの?」と、よく驚かれるんです(笑)。
足立:日本人以上に必死になっている姿を見て、すっかりファンになってしまいました。
C:ありがとうございます(笑)。私も、『マッサン』という作品を愛していましたし、エリーというキャラクターに恋をしていました。演技は役を育てるようなものですから、『マッサン』が終わってしまい、エリーとさようならをしなければならない時は本当に悲しかったですね。
※ backstage.combackstage(「バックステージ」)とは、米国最大の芸能の仕事に関するWebマッチングサービス。米国では、テレビCMをはじめ、多くの芸能業務がオーディションで決まるが、backstageは、毎日4000~5000以上の米国全土における芸能関連の仕事を紹介し、多くの役者やモデルが登録している。