カンヌ特別生放送!澤本さんによる現地レポート

フィルム部門を見て「CMをもっとよくできる」と感じた

権八:あと噂によると、日本でも話題になりましたがアイスバケツチャレンジが。

澤本:獲ったね。アイスバケツチャレンジは色々な賞を獲っていて、贈賞の際にはALS患者の家族の方が登壇されて、みんながスタンディングオベーションをするなど、いいシーンがありました。

中村:日本に届いている情報ではアイスバケツは3部門を受賞。プロモーション、ダイレクト、モバイルの3部門でゴールドを受賞している(編集部注:6月26日時点。最終的には6部門)ので、カンヌでは話題になっているんじゃないですか?

澤本:そうですね。表彰式に行って、毎日何かしらでアイスバケツを見ているという感じがあります。

中村:あっ、ちょうど今お便りが来ました。

ラジオネーム「ラジ男」さん
澤本さん、こんばんは。今日はカンヌから生放送とのことですが、やっぱりフェスティバルでは基本的にフランス語なんですか? それとも英語ですか?

澤本:英語です。

中村:あと気になるのは、広告祭に行くクリエイターの人って何カ国語ぐらい話せるんですか?

澤本:人によるんじゃないですかね。英語をしゃべれる人が多いというぐらいじゃない。そんなに完璧にしゃべれていない人も多いもんね。もちろん僕も完璧にはしゃべれないし。

権八:このへんの「英語を知っていたほうがいいのか問題」は、澤本オブザイヤー先輩が脚本を書かれた『ジャッジ!』という映画に非常に詳しくエピソードが出てきます。そうですよね、澤本さん?

澤本:そうですね、傍から聞いていると恥ずかしいね(笑)。

権八:ちょっと辱めようと思って言いました(笑)。『ジャッジ!』はまさにカンヌ映画祭がモチーフになっていましたもんね。

中村:もう1枚お便りが届きました。

ラジオネーム「自堕落坊や」さん(神奈川県)
澤本さん、権八さん、中村さん、こんばんは。澤本さん、カンヌにいるとのことですが、今現地で叫んででも言いたい日本語はありますか? 

中村:日本語だからバレないんじゃないかという心の叫びを(笑)。

澤本:心の叫び?よい質問だね。何だろう・・・銀行で現金を下ろさなきゃということかな。

権八:やっぱり高いですよね、物価が!

澤本:高いんですよ。あと、空港からタクシーに乗ったら思ったより高かったので、帰りのタクシーの現金をどこかで下ろさなきゃと思っていて。

権八:澤本さん、カンヌよりもミラノ万博のほうが面白かったみたいな噂がありますが。

澤本:そう、ミラノ万博はすごかったですね。日本館というのを広告関係の人が手伝っていて、映像とかライゾマティクスの方々がやっていらっしゃるんですけど、万博って非常に多くの館があるじゃないですか。

権八:パビリオンが。

澤本:その中で日本館ってナンバー3に入るぐらい人気だったんですよ。入ってひどい目にあった館もあったけど、日本館は良かったですね。

中村:カンヌ広告祭よりも澤本さんにとっては、今年はミラノのほうが熱い可能性が。

澤本:うーん・・・でも、ここにいると毎年、自分はもっとちゃんとやらなきゃなって反省するんだよね。今年は特にフィルムを見ていて、最近はフィルムをつくるのが難しくなっているのかなって思ったけど、そうではなくて。ちゃんとつくればもう1回できるな、CMってよくできるなって思ったので。それは来てよかったと思いました。

権八:あー、それいいですね。僕らはCMメーカーというか、プランナー、クリエイターにとってはなかなかいい。

澤本:できるし、やったほうがいいね。

権八:すごくいい話を聞けたところで澤本さん、お時間がきてしまいました。すみません!

中村:澤本さん、良いカンヌライフを!

—中継終了—

中村:ということで、ドタバタ生放送でしたが。

権八:こんなことでよかったのかな?

中村:どれだけカンヌのこと話せていないんだという。

権八: そうは言ってもやっぱり楽しそうだよね。よい話も聞けたし。

中村: またやる気になる場所だ、みたいな。帰って来てからまた話を聞きたいですね。リスナーのみなさん、番組への質問や感想などはsuguowa@tfm.co.jpまでドシドシ送ってください!

<END>

構成・文 廣田喜昭

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