東急エージェンシーはDDB Worldwide Communications GroupのTribal Worldwideと業務提携し、新たなイノベーションユニット「TAG TRIBAL(タグ トライバル)」を設立した。
メンバーは、東急エージェンシー社内よりユニットリーダーに市川俊也氏が立ち、Tribal Worldwide Asia代表ジェフ・チョン氏がCo-leaderとなる。エグゼクティブクリエイティブディレクターとして植村啓一氏を迎え、ほか東急エージェンシー内のスタッフ、Tribal Worldwideのシンガポールスタッフの全10名体制で立ち上げた。
Co-leaderのジェフ・チョン氏は2008年にTBWAでシンガポール航空のビジネスを獲得後、DDB Singaporeの新しいデジタルサービス再生の任務を受け、当時4名で構成されていたTribal DDB Singaporeのスタッフを5年間で120名に増員させた実績を持つ。
東急エージェンシーとDDBは2003年にも業務提携を行っており、今回のユニット立ち上げは2回目の協業となる。TAG TRIBALを通じて、東急エージェンシーはデジタル領域のナレッジをTribal Worldwideのシンガポールオフィスから習得し、DDBはTAG TRIBALとの相互連携で日本国内のクライアント開拓を強化する狙い。
TAG TRIBALでは日本国内でのクライアントサポート業務を当面行うが、広告コミュニケーション領域に捉われない、デジタル、アート、動画、コンテンツ、商品開発などを手掛けていく予定だ。9月には東急エージェンシー内にTAG TRIBALのオフィスがオープンする。