CAが「koebu」を吸収 利用者91万人のサービス、運営は継続

サイバーエージェントは27日、9月30日付で100%子会社のkoebu(こえぶ)を解散し、吸収合併すると発表した。koebuが運営する音声投稿コミュニティサービス「koebu」は存続する。koebu社長の高木僚平氏は当面、サービスの責任者を務める。

koebuの利用登録者数は、8月27日時点で約91万7000人。録音したアニメ作品などのセリフや、歌などを専用サイト上で公開したり聞いたりできる。主な収益源は、追加機能を利用するためのポイント購入や、ゲームキャラクターなどの声優を募集する企業とのタイアップ、Webサイト上の広告掲載など。CAは、今回の吸収合併を経て、ゲームなど自社コンテンツとの協業の拡大を目指す。

CAは3日、ラジオ番組ふうの音声ストリーミング配信ができるスマートフォン向けアプリ「ラジ生?」の提供を始めたが、koebuは独立してサービスを続ける見通し。koebu利用者はアニメの声優を目指す人などが多く、「『ラジ生?』とはターゲットがやや異なる」(CA 広報担当者)という。

「koebu」はカヤックが2007年に開設したサービス。14年9月30日付けでCAが事業を買い取り、運営を担う事業会社koebuを設立していた。


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