2020年東京オリンピックで新たな「東京五輪音頭」を
中村:東京オリンピックのロゴが決まりましたね。
権八:ビックリしましたね、あれは。
澤本:サノケンさんね。
中村:澤本さんと権八さんはアートディレクターの佐野研二郎さんとはお仕事を結構されていますよね?
澤本:よくしていますね。
権八:澤本さんはどういったものをやられました?
澤本:トヨタReBORNのドラえもんのシリーズとかはサノケンさんとですね。
権八:そうだ。そもそも、佐野さんはドラえもんの映画の広告もやっていましたね。僕も去年、27時間TVでご一緒させていただいて、SMAPがスキンヘッドで並んでいるポスターや、「武器はテレビ。」という番組名のデザインをやってもらいました。
澤本:かっこいいよね。色変えるだけで、オリンピックとパラリンピックと変えて。
権八:すごいストイックで、要素削ぎ落として。シンボリックで力強くていいなと思います。
中村:お2人ってちなみに前の東京オリンピック世代ですか?
権八:え、ちょっと待って(笑)。
中村:ごめんなさい、僕は全然わかってなくて(笑)。
澤本:前の東京オリンピックは1964年でしょ。僕は66年生まれだから終わって2年ぐらい。昔は盆踊りに行くとだいたい三波春夫の「東京五輪音頭」がかかっていたね。生で聞いたことはないけど記憶がある。これをぜひ、2020年の東京オリンピックでも(笑)。
権八:どうでしょうね(笑)。
中村:前に佐々木宏さんとこの曲を作り直したほうがいいって話をしていましたよね。妖怪ウォッチの「ようかい体操」みたいなものかわからないけど、また新たに五輪音頭をつくったほうがいいんじゃないかと言って盛り上がってましたけどね。
権八:佐々木さん、この曲好きなのよ。前もSMAPが出ているソフトバンクのUULAというアプリのCMのときに、オリンピックを東京に呼ぶぐらいの大きなキャンペーンをするって言って。よくわからないけど(笑)。「SMAPにこの曲を歌ってもらおう。権八、どうかな、この曲?」って言われて、聞いてみて、「これは無理じゃないですかね」って。
一同:笑
権八:ちょっとこれは歌ってくれないんじゃないかと(笑)。その代わりと言っちゃなんですけど、やっぱり佐々木さんも好きで僕もいいなと思っていた同じ三波春夫さんの、こんにちは、こんにちは~♪(「世界の国からこんにちは」)の方を歌っていただいたんですよ。
澤本:そういうことだったのね。
権八:あれをハリウッド映画の色々なシーンを刻んで、みんなが歌っているような見せ方をしていて。あの歌もオリンピックっぽくていいんですよ。