インフィード広告で成果を出すためのクリエイティブ
――「インフィード広告ならではの要素」というのは、クリエイティブ面が大きいですか?
矢吹:そうだと思います。インフィード広告のクリエイティブでは、まずはコンテンツにフィットさせることが重要になります。記事についても同じことが言えるのですが、同じコンテンツが何度も表示されてはクリックされません。インフィード広告も同様で、ユーザーが取得したいと思うフレッシュな情報をどうローテーションで届けるかが重要になるのではないでしょうか。
安藤:リアルタイム性が重要ということですね。曜日や季節性、時事性を盛り込み、ユーザーが関心を持つ表現で届けることが必要だと認識しています。私は、インフィード広告で成果を出すためのクリエイティブのポイントとして3つの要素があると思っています。
1つ目は、「プランニング」。初期構造やアカウントの設計で、どこまでOne to Oneに近づけられ、効果が最大化できるかということです。また、どういう量、頻度で出稿すれば最も効果的で、かつそれを適正に評価できるのかという設計も大事だと思います。
2つ目が「クリエーション」。レイアウトの組み方やデザインなどこれまでのYDNのナレッジを活かしつつ、コピーや写真だけでなく、ランディングページ(LP)側も含めた構成が重要です。
3つ目は、「オペレーション」。設計し、制作したものが確実に実行され続ける仕組みを用意する必要があると考えています。
インフィード広告はクリエイティブが重要なメディアですので、ヤフーさんと連携を図りながら、この3つの要素において世界一の状態を実現し、こうすれば勝てるというルールをつくっていきたいですね。
――インフィード広告から誘導するLPも、従来と変える必要があるのですね。
安藤:ケースバイケースですが、最適化すべきだと考えています。インフィード広告の表現によっては、通常のLPに誘導した方がいい場合もありますが、インフィード広告をノンリターゲティングで配信する場合は、新規が流入してくることが予測されます。そのときは、「いま何々がトレンドになっているよ」「こんな最新情報やテクニックを知っていますか?」といったライトでキャッチーな情報提供をすることで反応が良くなります。いま注力をしているインフィード広告も非常に良い実績が出ており、専用LPを導入して、CV率が先月比で300%アップしたという事例もあります。
獲得数を増大したい広告主はまずインフィード広告にチャレンジして、バナー、LPともに勝てるパターンを早く見つけることが重要だと思います。
――これまでのYDNの知見と、インフィード広告ならではのノウハウを組みわせることで、成果が上がるのですね。最後に、両社の今後の展開について教えてください。
矢吹:従来のYDNと比べても、いい効果が出ています。ただ、クライアントの中にはこれまでの広告とは運用方法が違うため、悩まれている方もいると思います。広告会社の皆さまと一緒にインフィード広告を啓蒙したり、事例をつくったりして、より多くの企業に活用してもらいたいですね。
田上:ありがとうございます。インフィード広告は5月に始まったばかりですので、我々もヤフーさんと強力に連携しながら一緒に事例をつくり、その成果をいち早くクライアント様にお返していきたいと考えています。
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