“モノを売るな、ココロを売れ”
ヴィレヴァンには目的買いのお客様は非常に少ない。なので、お客様が求めるものを、検索しやすいように並べることは他の会社様にお任せしよう。ヴィレヴァンは、お客様が普段なかなか手にしないであろう商品との出会いを演出すること、(その演出する手段は犯罪でなければ何でも構わない)お客様がまだ気づいていないニーズに気づかせ、普段の生活の幅を少しでもいいから広げること、これをとことんやりぬこう。モノを売るのではなく、そのモノに、僕ら店員の思いを乗せて売場を作ろう。僕らは商品を取り扱っているが、商品を売っていない。店員の思いや提案を売っているんだ。
“徹底したお客様第一主義”
世の中のステレオタイプな発想は一度捨てよう。業界の常識やルールは一度すべて無視しよう。一度、お客様の立場からお店の在り方、プレゼンテーションの在り方を考えてみよう。世の中でいう「お客様のために」という言葉は疑った方が良い。もともと、僕ら店員もみんなお客様だったはずだ。そのときの素直な感覚を絶対に忘れてはいけない。店員のプロではなく、いつまでも素人視点を持ち続けられることが、非常に重要だ。常識人からすると「なにこれ?」と思われようが、お客様に支持されればそれで良い。誰もやっていないことだから、失敗もつきものだが、失敗して良い。失敗から学べばそれでいいじゃないか。徹底的に人の心理を探ること、これを続けよう。商売は心理戦だ。
“売れた、売れないだけで判断するな”
売れれば何でもいいのかといえば、そうじゃない。ヴィレヴァンに対するお客様の期待にそい、それに応えることでお代をいただこう。例を挙げれば、手の込んだ無農薬野菜業者が、土に農薬をばらまいて大量生産した野菜を市場に出すようなことはやめよう。一時的に野菜は売れるが、我々に求められていることではないので、すぐにダメになるはずだ。また、土を一度薬漬けにしてしまうともとに戻すのは非常に難しい。お客様を維持し続けることはそんなに甘くない。
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関戸康嗣(ヴィレッジヴァンガード 営業企画部リーダー)
関戸康嗣(ヴィレッジヴァンガード 営業企画部リーダー)
ヴィッジヴァンガード営業企画部リーダー。1999年ヴィレッジヴァンガード下北沢店に勢いで「入社したいんですけど」と言ってしまう。清貧の思想で薄給に耐えながらも、下北沢で文化発信の一端を担う。
その後「3カ月以内に売上改善できなければ閉店する予定だから」と言われながら横浜ワールドポーターズ店で店長デビュー。馬車馬のごとく働いて3カ月後には全国最下位の店舗を全国トップへ。ここでだいぶ寿命が縮まる。以後、仕事のブレーキが壊れたまま、下北沢店店長、自由が丘店店長をはじめ、主要首都圏店舗の店長を歴任する。
2006年から首都圏のエリアマネージャー、2011年震災後、東北エリアマネージャー。現在、本部にて、ヴィレッジヴァンガードのノウハウをまとめるプロジェクトのリーダー。最近では、他社の企業内研修やイベントでのPOPライティングセミナーの講師も務める。
ウェブサイト http://www.village-v.co.jp
Twitter https://twitter.com/vgvd
Facebook https://www.facebook.com/VillageVanguardOnline
関戸康嗣(ヴィレッジヴァンガード 営業企画部リーダー)
ヴィッジヴァンガード営業企画部リーダー。1999年ヴィレッジヴァンガード下北沢店に勢いで「入社したいんですけど」と言ってしまう。清貧の思想で薄給に耐えながらも、下北沢で文化発信の一端を担う。
その後「3カ月以内に売上改善できなければ閉店する予定だから」と言われながら横浜ワールドポーターズ店で店長デビュー。馬車馬のごとく働いて3カ月後には全国最下位の店舗を全国トップへ。ここでだいぶ寿命が縮まる。以後、仕事のブレーキが壊れたまま、下北沢店店長、自由が丘店店長をはじめ、主要首都圏店舗の店長を歴任する。
2006年から首都圏のエリアマネージャー、2011年震災後、東北エリアマネージャー。現在、本部にて、ヴィレッジヴァンガードのノウハウをまとめるプロジェクトのリーダー。最近では、他社の企業内研修やイベントでのPOPライティングセミナーの講師も務める。
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