Apple Musicでブランドチャンネル 第一弾は英バーバリー

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英バーバリー・グループは15日、米アップルの定額制音楽配信サービス「Apple Music」で、ブランド名を冠したチャンネルを開設した。一般企業では初。同日時点ではバーバリーが選曲した再生リスト3編41曲が聞ける。ランウェイを思わせる曲も並び、ブランドへの親近感を高めるのに一役買いそうだ。

バーバリーは動画配信も始める。9月21日の女性向けファッションイベントに合わせ、英国のシンガーソングライター、アリソン・モイエの限定動画を公開する予定。同社は2010年から、公式WebサイトやYouTube上でミュージシャンらを出演させた動画を100本ほど公開しており、YouTubeでは合計で1900万回再生されている。

再生リストのスポンサードは、音楽配信サービスで先行する「Spotify(スポティファイ)」ではおなじみで、「ブランデッド・プレイリスト」と呼ばれる。コカ・コーラやアディダスなどが出稿している。「Spotify」の有料会員数は6月時点で2000万人に上る。

「Apple Music」のユーザー数は8月時点で1100万人だという。米アップルのエディ・キュー上級副社長が「USAトゥデイ」紙に答えた数値。ただし、「Apple
Music」は会員登録から3カ月間は無料で聴取できるため、9月30日までは全員が無料ユーザーの状態にある。10月1日以降、どれだけのユーザーが残るかがカギだが、「すでにApple Music試用ユーザーのうち48%が退会した」とする調査もある。米市場調査会社ミュージック・ウオッチが8月15日に発表した。

「Apple Music」の「New」タブから「CURATORプレイリスト」を選ぶと、「BURBERRY」のブランド名が登場。再生リストは「Emerging British Talent」「From The Burberry Runway」「Christopher Bailey’s Music Monday」の3編。Christopher Bailey氏はバーバリーのCEOでクリエイティブ責任者。英国で知られるミュージシャンを年代問わずセレクトしており、中にはダスティ・スプリングフィールドなど往年の名シンガーも。


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