─日本でもコンテンツマーケティングに対する企業の関心は高まっていますが、利用目的やコンテンツのつくり方など試行錯誤をしている企業も多いようです。
コンテンツマーケティングの特徴としては、広告だけではリーチできない層、例えば広告に関心を持ってもらう前段階の潜在ユーザーと出会うきっかけや、あるいは一度広告に接触したけれど、反応がなかったユーザーにコンテンツで再度接触するなどのアプローチが考えられます。
いずれの場合も新規ユーザー獲得を強力に支援できるのが「Yahoo!コンテンツディスカバリー」の強みです。
ただ、運用にあたってポイントとなるのは、やみくもに新規ユーザーを獲得しようとするのではなく、どんなユーザーを獲得したいのかターゲットを細かく設定すること。これが効果を出す上でとても重要になります。
Taboola社の人との会話でよく出てくるのが、「コンテンツが人を探す」というフレーズです。これは、コンテンツのつくり方がアプローチしたい層へのターゲティングにつながっていくということです。
ターゲットを絞り込みすぎると不安になるかもしれませんが、「Yahoo!ニュース」も配信先に加わった「Yahoo!コンテンツディスカバリー」では、そもそもリーチできる母数が多いので、その点は安心して、ぜひ活用していただければと考えています。
─広告とコンテンツでは、つくり方のノウハウが異なると思います。
まさに今、私たちが知見をためてきた部分で、その知見を基にコンテンツづくりについてもクライアントの方々にコンサルテーションをさせていただいています。
─これまでインターネット上での企業とユーザーの出会いは、リスティング広告が中心でした。そこに、コンテンツマーケティングという新たな市場が開かれようとしています。
リスティング広告が登場したことで、それまではSEOのようなテクニックで出会いのきっかけをつくっていた世界が一変しました。
「Yahoo!コンテンツディスカバリー」は広告を出して終わりではなく、コンテンツの形にすることで、適切なユーザーに「届けて」「読まれる」ことまでサポートが可能です。リスティング広告に匹敵するインパクトのあるソリューションであると思いますし、新しいマーケティングの世界を切り開いていけるのではと考えています。
新規ユーザー獲得において高いパフォーマンス
─「Yahoo!コンテンツディスカバリー」導入企業に聞く
不動産・住宅情報サイト『HOME’S』を運営するネクストは、新規ユーザー獲得を目的にサイト全体のSEO強化、さらに住宅の最新トレンドや専門家による住宅情報を発信する、WEBメディア『HOME’S PRESS』の運営など、ユーザーに「見つけてもらう」ためのコンテンツマーケ
ティングに力を入れている。
「不動産の賃貸や売買に関わる手続きは煩雑。そのポイントを短時間で分かりやすく理解いただくための手法として、コンテンツマーケティングが有効と考えているため」とネクストの菅野勇太氏は話す。
この施策の一環で同社ではYahoo!コンテンツディスカバリーを利用している。「住み替えのようなターゲット属性を広く捕えるビジネスの場合、デバイス比率や出稿メディアなどの顧客接点が偏ることはクライアントに提供する価値の偏りにつながり、ポータル事業のリスクになる。
集客構造のバランスをコントロールする手段として期待できる点が利用を決めた理由。記事を配信した結果、Yahoo!コンテンツディスカバリー経由で誘引したユーザーは記事の読了率が高く、関心を持つであろうユーザーに的確にコンテンツを届けることができていると感じた」という。
今回配信したコンテンツでは、家を借りる場合、購入する場合、それぞれ年収別の目安金額を紹介。「年収」という明確な切り口を設定したことで、住み替え意欲の高い新規ユーザーの獲得につながった。
不動産市場はパイが限られており、ニーズの顕在化したユーザーだけをターゲットにしていくと他社との戦いは激しくなるばかり。だからこそ菅野氏は今後も潜在層にリーチする手段としてコンテンツマーケティングに力を入れていきたいと考えている。
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