燕三条地域の企業が工場を一斉に開放、イベント「 工場の祭典」始まる

新潟県燕三条地域の名だたる企業が一斉に工場を開放し、ものづくりの現場を見学・体験できるイベント「燕三条 工場の祭典」が、10月1日~4日に渡り開催される。

「燕三条 工場の祭典」は、普段閉ざされている工場を特別に解放し、ものづくりの現場を見学、体験できる年に1度の特別なイベント。今年で3回目の開催となる。2014年産業観光まちづくり大賞にて経済産業大臣賞、同年グッドデザイン賞を受賞し、同年4月には世界最大のデザインの見本市ミラノサローネにも参加している。象徴的なピンクとシルバーをモチーフにしたロゴ やブックレットなどのアートディレクションをクリエイティブユニット「SPREAD」が担当している。

期間中は、工場で働く人々と気軽に触れあい、ものづくりの現場を見学できるほか、日本酒杯を鏡面研磨する体験 (山崎研磨工業)、オリジナル庖丁を作る体験 (タダフサ)、木を削って八角箸を作る体験(マルナオ)など、実際にものづくりを体験できるワークショップも行われる。10月2日~4日にかけては、6つの工場(タダフサ、玉川堂、マ ルナオ、スノーピーク、武田金型製作所、諏訪田製作所)を職人たちとの交流の場として開放。各工場を会場として、その個性を活かしたイベントが開かれる。

参加企業は、事前に配布されたピンクの「テープ」とピンクストライプの「段ボール」を使用し、工場の入口から内部、また近隣を含む町の至る所に誘導サインや看板を設置するなど、それぞれが工夫を凝らし、来場者を迎える。昨年は県内外から1万2000名を超える来場者があった。

開催初日10月1日の夜は、三条市の繁華街に隣接するお寺 「真宗大谷派三条別院」に参加工場の職人たちが集結。ものづくり系の屋台には、スノーピークなど9店舗が出店し、三条別院本堂がプロジェクションマッピングにより、ピンクストライプになる。 昼夜を通して、多彩なプログラムが用意されている。

「燕三条 工場の祭典」

日時:10月1日(木) ~ 10月4日(日) 9:00~16:00 (*12:00~13:00を除く)
開催場所:新潟県三条市・燕市全域 参加工場数 68拠点
交通:
東京方面から/上越新幹線で燕三条駅下車(約2時間) 大阪方面から/東海道・上越新幹線で燕三条駅下車(約5時間)
※各工場への訪問は、電車、タクシー、レンタルサイクル、レンタカーなどを利用のこと。
参加費:無料(体験で各工場にて費用が発生することがある)


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