世の中は“謎”に対する需要であふれていた!「リアル脱出ゲーム」誕生秘話(ゲスト:加藤隆生さん)【前編】

【前回コラム】「就活生からの質問「面接でウケるにはどうしたらいい?」に3人が真剣に答えます!」はこちら

印刷会社の営業マン、インディーズのバンドマン、ニート生活を経て、リアル脱出ゲームという大人気ゲームを生み出したスクラップの加藤隆生さん。数々の失敗から生まれたというリアル脱出ゲームの誕生秘話に迫ります。

※本記事は8月14日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。

アメリカにも進出しているリアル脱出ゲーム

中村:一部では広告業界の「ドルアーガの塔」とも呼ばれているこの番組。今日はリアル脱出ゲームのスクラップ加藤隆生さんに来ていただいています!

スクラップ 加藤隆生 氏(撮影:平山諭)

加藤:どうも、スクラップ加藤です。

中村:早速なんですが、この番組は広告の番組でもございまして、ラジオCMの尺は20秒なんですね。そこで、まずゲストの方には自己紹介を20秒に合わせてやってみていただくという儀式がございます。それでは早速、どうぞ!

加藤:スクラップ代表の加藤隆生です。今悩んでいることはアメリカの会社の人件費が急に5倍になると言われて非常に困っています。こんな僕ですが、今日は優しくしてください。・・・まだ時間あるんですか?

中村:5秒もあります。

加藤:あと、ときどき弾き語りのライブもやっています。

一同:

権八:今、リアル脱出ゲームの話しましたっけ?

加藤:そういえば、してないです(笑)。

中村:アメリカの人件費が5倍ってどういうことですか?

加藤:今までバイトだった人も、全員社員にしなくちゃいけないと。

中村:リアル脱出ゲームがアメリカで展開されているということ?

加藤:そうです。アメリカの店舗がサンフランシスコとサンノゼとNYにあって、今度ロスにもつくるんですけど、そこの店舗のスタッフがみんな社員になって、給料が5倍になりますと。それが今日午前中から僕をずっと晴れない気持ちにさせている。

澤本:アメリカでもそんなに展開しているんですね。

加藤:アメリカも西と東では全然別の国で、西海岸のほうはすごくうまくいくんですけど、NYのほうはかなり頑張らないといけない状態。こんなに違うんだなと。やはりデカい国だなと思っております。

澤本:その前提として、リアル脱出ゲームの話を知らない人もいると思うので、ちょっと洋基くんから説明を。

中村:認知度としてはかなりありますよね。名前を聞いたことはあるけど、やったことがないという人はまだ多いんじゃないかなと。

権八:僕もまわりで「やったことある?」って聞くと、「知ってるし、やってみたいけど、まだやったことない」という人が多いですね。すみません。

加藤:失敬ですね(笑)。

中村:最近の動きを先にご紹介すると、コラボ案件が凄いですよね。『金田一少年の事件簿』から『名探偵コナン』『エヴァンゲリオン』『ワンピース』『進撃の巨人』『逆転裁判』、さらに任天堂からゲームも出ると。最近は、Smap×Smapもリアル脱出ゲーム特集をやっていて。

リアル脱出ゲームWebサイト

権八:スマスマ観ました。面白かった。

中村:リアル脱出ゲームを体験したことのない澤本さんと権八さん向けに説明すると、どういった体験ですかね?

加藤:基本的には物語ありきで、まず「こういう理由で閉じ込められてしまいました」というお話があります。例えば、あなたたちは月面基地で働く宇宙飛行士です。しかし、あるトラブルで酸素があと1時間しかもちません。1時間以内に月面基地から脱出して、ロケットに乗り込んで地球に帰ってきてください、みたいな設定です。

澤本:なるほど。

加藤:今いる場所を月面基地と見立てて、そこを探索して、情報を集めて、組み合わせて、謎を解いて、そこから出てくる情報でまた次のエリアに行けて、最終的には脱出できると。それを制限時間1時間以内に行うのがリアル脱出ゲームです。

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