日本新聞協会は10月7日、2015年度「新聞広告クリエーティブコンテスト」の入賞作品7点を発表した。最優秀賞には、「使用期限をお金にも。」(今西宗幸氏・シーズ広告制作会社)が選ばれた。
若手クリエイターに新聞広告の制作機会を提供し、新聞広告の活性化につなげることを目的に実施されている同コンテスト。2015年度は「お金」をテーマとし、20代を中心に1181作品のオリジナル新聞広告の応募があった。審査は、クリエイターの副田高行(審査委員長)、一倉宏、児島令子、佐野研二郎、照井晶博、服部一成の6氏と新聞協会広告委員会の正副委員長4人の計10人で行われた。
最優秀賞「使用期限をお金にも。」は、作品タイトルにもなっているコピーと千円札の一部を拡大したビジュアルで構成された作品。「この広告に出会った時に何かを感じ、考え、双方向の関係を呼び起こす。真の広告と呼ぶにふさわしい」「現実にはあり得ないことだが、一つの思考実験として面白い」「お金を使って人生を豊かにしようという前向きなメッセージを感じた」などと評価された。
入賞作品は新聞協会のWebサイト「新聞広告データアーカイブ」に掲載するとともに、10月9~22日まで日本プレスセンタービル1階(東京・内幸町)で展示する(日曜日を除く)。