“百獣の王” 武井壮さんが小学生の時に発明したアルバイトとは?(ゲスト:武井壮さん)【前編】

人生のテーマは「毎日、自分史上最高」

武井:だって、僕らもう仕事はあるじゃないですか。お金だっていただいてるし。そんなところで、「まぁいいや」じゃなくて、子どもたちに何か好きなことやんなさいよとか、頑張んなさいよって言ってるのに、自分は仕事してノンビリしてたら、それは子どもたち頑張れねーよっていう気持ちを持っちゃいます。

なのに、今スポーツ界では大人がジュニア教育ばかりもてはやして。スポーツで生きていきなさいと子どもたちにやらせているけど・・・。スポーツでメシ食えるのなんて本当にトップしかいないですよ。特にアマチュアスポーツなんて。

中村:そうですよね。

武井:だから、10何年かけたギャンブルになっちゃうわけですよ。それはイカンと。だったら、大人になってスポーツがダメでも、まだ夢は叶うよというのを俺らが見せなければいけないと。だから、大人の1時間ってこれだけのパワーあるよというのをどうしても証明したかったんです。「1時間で世界が獲れるよ!」ということを芸能界と両立して達成できたので、大人の人にも余った1時間を何かに費やしてもらって、もう1発花火をあげてほしいなという思いがすごくありまして。

澤本:良い話だね。僕ら1時間無駄にしてることすごく多いじゃない。身につまされたね。

武井:何かやりません? 広告の仕事は今まで以上に頑張るとして、さらに、俺これ新しいのやってみようかなっていうの何かあります?

澤本:何だろう・・・。

武井:俺は医師国家資格とかも欲しいんですよ。だって面白いじゃないですか。40歳すぎたおっさんが芸能界やりながら、医学部入って、医師国家試験を受けるみたいな。

権八:面白いですね。

武井:「医師国家資格とりまして。一応、外科で登録させていただいてるんですけどね。ありがとうございます」なんて言って(笑)。「番組で何かあったら僕がオペしますんで」というトークを入れたり。そういうのをプラスしていったら、人間ってどんどん面白くなってくなと。

1日1時間で計算していったら、1年間で365時間、2時間だったら、730時間。調べてみると、だいたい勉強時間700時間で取れるのが宅建や中小企業診断士、司法書士。だから、その時間やれば1年に1個ずつくらい資格が取れるんですよ。

権八:武井さんはずっと成長したいという感じですか? 進化したいというか。

武井:はい。僕の人生のテーマがそれなんですよ。「毎日、自分史上最高」という。

権八:良いコピーが(笑)。

武井:だって、過去の自分に負けたくないじゃないですか。あのときのほうが良かったとか。とにかく、そのために今も続けてるのは1日1時間トレーニングをするというのと、1日1時間何か知らないことを調べること。

一同:すごい。

武井:僕らは今、おしゃべりをさせていただくお仕事だから、知らないことが1個あるより、知っていることがあるほうが絶対にお仕事が増えますし。ワイドショーでニュースのトークになったときに「全然知らねーや」じゃなくて、「それはこの前調べたあれだ」と思ったら、自分のスタンスの意見を通せるじゃないですか。それがすごい大事だと思うんです。

タレントは絶対それが大事だと思うんですよ。しかも毎日しゃべるから、アウトプットだけになるから、インプットのほうが絶対に少なくなって削れちゃうんですよね。だから、絶対に削れないように毎日貯金していきたいし、そうじゃないと失礼だと思うんですよ。公共の電波を使って、人前でおしゃべりさせてもらっているんで。だから、この2時間だけは絶対に削らずに毎日成長しようという。

権八:それは時間的には1日のうちいつなんですか?

武井:仕事終わった後なので、だいたい深夜の0~4時の間になりますね。何時に終わっても必ずそれだけはやるので。そこまでが自分の仕事だと思っているというのもあるし、そこから先は自分の楽しみかもしれないなっていう半々で。

中村:残念ながらお時間がきてしまいました。来週も引き続き、武井壮さんをゲストにお迎えます。みなさんの質問やお便り、就活に関するもの、何でも構いませんのでドシドシくださいませ。メールアドレスはsuguowa@tfm.co.jp。また、「すぐおわ」Facebookページにコメントを書いていただいたものもお便りとみなして、どんどん読んでいきます!

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構成・文 廣田喜昭

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