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今回は合田さんの10月15日~10月下旬を追憶。合田さんのゴールド受賞作が生まれたのは、果たしていつなのか…。
こんにちは。タイガータイガークリエイティブの合田 陽太郎(@GoudaCheese1018)です。
いよいよ〆切も来週に迫ってきましたね。多くの方は、最終日にまとめて応募するのではないでしょうか。この応募方法も、年々手間が少なくなってきているようです。僕が初めて応募した頃は、コピー案やCM企画を指定された形式で印刷もしくは手書きで記入し、最終日までに郵送するシステムでした。それ以前は、応募用紙をコピーして、作品にステープラーで留めるシステムだったとか。文明の進歩と共に、第50回からは、現在のようにWEBへと応募方式も変化を遂げていったわけです。
さて今回は、応募時の僕にどんな違いがあったかを探っていきます。
フォントという自己満足(2010年頃の締め切り日)
WEB応募以前は、印刷にかなりの時間を割いていました。当時の僕が使っていたPCは年代物。印刷中に他のアプリケーションを立ち上げるとフリーズしてしまう代物でした。不安でしかたない僕は、「ウィーン、ウィーン、パッ」っと紙が印刷されていく様子を見守っていました。自分のコピーが太いゴシック体で紙の上に堂々と書かれているだけで、満足感を得ていたのです。
諦めなければ案は出てくる(受賞作が生まれた2013年の締め切り日)
例年とは異なり、この年の最終日、僕はかなり焦っていました。チャレンジブログで「2000本MAX応募する!」と宣言したにもかかわらず、計算を誤って、半分にも到達していなかったからです。1本でも多くの数を出そうと躍起になっていました。
何か糸口はないかと、応募していない案を再び見てみると、前回のコラムでも書いたコピー「英語が話せると思ってない?」が目に飛び込んできました。
「あっ、意味を間違って使っている英語をCMにしたら面白いかも」。
〆切の数時間前に生まれたCM企画でした。
自己満足をぶっ飛ばせ(引き続き、受賞作が生まれた2013年)
この年は、最後まで案を出し続けるという違いがありました。
今思えば、受賞していない年も印刷を待っている間、手書きでコピーやCMを応募できました。しかし、頑張った気がするという自己満足に陥り、最後まで考えることを放棄してしまったのです。
自己満足に、僕はすぐ陥ります。「目標の100本は書けたぞ」とか、「印刷に失敗したらいやだから見ておこう」、「ネットが繋がりにくいから動画見て待機しよう」など、何かと理由をつけて。でも、そこでグッとこらえて最後まで頑張れば、ちょっとだけいいアイデアが浮かぶかもしれません。僕のCM案が最終日の締め切り数時間前に出てきたように。
「100回叩くと壊れる壁があったとする。でも、みんな何回叩けば壊れるかわからないから、90回まで来ていても途中であきらめてしまう」と松岡修造さんは言っています。
「宣伝会議賞のグランプリは目の前にあるんだ。頑張れ、負けるな、最後までタイプし続けろっ!」と僕は言いたい。
疑問や感想など何かあれば、Twitter(@GoudaCheese1018)かFacebookまでご連絡ください。短い期間でしたが、どうもありがとうございました!
【合田さん:最終コピー本数1000本】