松屋銀座は9日、2016年の福袋商戦に向けた福袋社内選考会を開催した。来年正月に販売予定の約700種類の福袋から事前に約20種類の福袋を選出。売場担当者のプレゼンテーションによって、その中から「2016年松屋のおすすめする福袋」を決定するという企画で、今年で5回目。選出された福袋は、チラシやウェブ、店内、プレスリリースなどで積極的に宣伝される。
2015年の初売では、開店前に並んだお客は約6200人、売上は前年度比110%だったが、2016年は約3万6000個の商品を用意することで、同120%を目指す。
2015年5月1日に開店90周年を迎えたことから、2016年は「90」万円の福袋や、時事ネタを盛り込んだもの、インバウンドをテーマにしたものなどを用意した。
企画・交渉・選考会でのプレゼンテーションは各売場の若手が担当。販売促進課や宣伝装飾課、広報課の社員とフリーライターの4人が審査員を務め、それぞれが持つ5枚のシールのうち、3枚以上が貼られた福袋がおすすめとして決定した。
選ばれたのはラグビー観戦のチケットが入った福袋や、フラッシュモブサービスの入った福袋など、計7種類。
今後も同イベントは続けていく方針。「このイベントを行うことで皆さんに紹介しやすいですし、現場担当者の熱量を知るいい機会となっています」と同社広報では話している。
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